昔の「アメ車」のイメージが払拭できない日本! トランプ大統領の悲願は「BEV」なら可能性アリ!! (1/2ページ)

この記事をまとめると

■トランプ大統領が「日本でアメ車が売れないのは不公平だ」と嘆いている

■日本ではアメ車に限らずそもそも輸入車が特別なクルマという扱いになっている

■アメ車が日本で売れない背景には1980年代ごろの品質の悪かった印象が尾を引いている

輸入車は日本でまだまだ特別なクルマ

 トランプ大統領の、「日本でアメリカ車が売れない」発言が連日のように日本のメディアを賑わせている。そもそも論として、新車販売全体の数%程度と、アメリカ車以外も含めた輸入車全体の販売台数が極端に少ないことをクローズアップする報道もある。

 実際、令和のいまでも日本車に対して輸入車は特別な存在となっている。

 それはいまだに古い世代を中心に、「優秀な日本車があるのになぜ輸入車をわざわざ選ぶのか」という認識が強いこともあるだろう。つまり、あえて輸入車を選ぶことは、昭和のころには舶来品といった表現もされた、贅沢趣味のような印象が世の中にはまだまだ残っているものと感じている。

 いまでは日本も所得格差というものが鮮明化してきているが、一億総中流などと呼ばれた時代に、地方で輸入車に乗ろうものなら、近所で噂話になるほど「変わったひと」、もしくは「お金もち?」と思われがちであった。

 かなり前の話だが、自営業の知り合いがドイツ系コンパクトカーの新車を買うために、取引のある信用金庫に融資のお願いをしにいったことがあった。すると、「輸入車を買うならば融資はできない。クラウンやセドリックなら問題ない」といった返答をされたとのこと。

 車両価格や車格はクラウンやセドリックのほうが上なのに、輸入車購入の融資は認められないというのであった。「輸入車=ぜいたく品ということなのか?」と話し合ったのを覚えている。


この記事の画像ギャラリー

小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

-

愛車
2019年式トヨタ・カローラ セダン S
趣味
乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

新着情報