この記事をまとめると
■運転免許証の色によって更新期間や更新時の講習時間が異なっている
■免許更新時に免許の色が変わってしまうのは違反点数が累積されたため
■交通違反のなかには違反点数が累積されないものもある
まずはなによりも交通違反をしないことが大事
免許の更新までの期間や講習時間などに影響するため、運転免許の色を気にする方も多いのではないでしょうか。今回は、違反点数の累積がない交通違反があるのか解説します。
運転免許更新時の違反者講習画像はこちら
免許更新時に気になる色に影響するのは違反点数が加算される交通違反
ゴールド免許の人が次の免許更新でブルーになってしまうと残念がっているのを見聞きしたことがある人もいるでしょう。免許更新時に免許の色が変わってしまう主な原因は、違反点数が累積される交通違反をして取り締まられたというケースが多いです。
白バイ警官による交通取り締り画像はこちら
しかし、交通違反のなかには違反点数が累積されない、つまり免許更新時に免許の色の変化に影響がない交通違反もあります。では、どのような違反が免許の色に影響しない交通違反なのでしょうか。
反則金の納付だけで済む交通違反は5つ
運転免許の色に影響しない(違反点数が累積されない)交通違反は次の5つです。
・泥はね運転(反則金:普通車6000円):水や泥をはねて他人に迷惑をかけた場合などに適用される。
・公安委員会遵守事項違反(反則金:普通車6000円):公安委員会が道路における危険を防止し、交通の安全を図るため必要と認めた事項を守らなかった場合に適用される(運転に適していない履き物での運転や周囲の交通の音が聞こえない状態で運転するなど)。
・運行記録計不備(反則金:普通車4000円):デジタコなどの装着が義務付けられている車両の記録計の不備がある場合に適用される。
・警音器使用制限違反(反則金:普通車3000円):法律で定められている場所や機会以外でクラクションを鳴らした場合に適用される。
・免許証不携帯(反則金:普通車3000円):運転時に運転免許を携帯していない場合に適用される。
これらの違反は、反則金の納付があるものの違反点数の累積はありません。そのため、免許の色に影響がない違反となります。
免許の色に影響がなくても交通違反をしない運転を心がける
ここまで解説してきたように、交通違反には免許の色に影響する交通違反(違反点数が累積する交通違反)と影響しない交通違反(違反点数が累積しない交通違反)があります。このような話をすると、免許の色に影響がないからラッキーと思うかもしれませんが、免許の色に関係する・関係しないに関わらず、交通違反は交通違反です。
免許の色に影響する交通違反や反則金を納付しなければならない交通違反を調べたり覚えたりすることも大切ではありますが、それ以上に交通違反をしない運転をして取り締まられないようにすることがクルマを運転する運転者としての責任といえるでしょう。
歩道で違反者を取り締まる警官画像はこちら
この機会に、点数の累積や免許の色、反則金のことだけでなく、取り締まられない運転を習得する方法についても学んでみてはいかがでしょうか。