この記事をまとめると
■GRヤリス譲りの専用チューニングにより高い走行性能を実現
■低重心化や専用モードの採用で鋭い加速と操縦安定性を両立
■内外装もスポーティに刷新され、日常使いできるGRとしても注目
SUVにもGRのエッセンスを注入
TOYOTA GAZOO Racingが、スポーツカーシリーズGRの世界観と走行性能を幅広いユーザーに提供するGR SPORTの新たなラインアップとして、「カローラクロス GR SPORT」を8月4日に発売する。
このモデルは、GRが培ってきた「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」の知見を活用し、ボディ剛性の強化とサスペンションの専用チューニングを実施。GRヤリスやGRカローラの開発ドライバーも開発に携わり、走行性能を高めた。
2リッターエンジン(M20A-FXS)を搭載したGR SPORT専用のハイブリッドシステムは、高出力かつ高効率で、力強い走りと優れた燃費性能を両立。また、走行状況に応じて選択できるドライブモードセレクトには、専用のSPORTモードを設定。エンジン回転数を高く保ち、モーター出力を活かした鋭い加速を可能にした。
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サスペンションには、マクファーソンストラット式(前)とダブルウィッシュボーン式(後)を採用し、各部品に専用チューニングを施した。フロントロアアームブッシュの高硬度化やショックアブソーバのリバウンドスプリング内蔵化、コイルスプリングばね定数の変更、車高の10mmダウンによる低重心化が施されている。加えて、リヤバンパーリインフォースの追加により、操縦安定性とフラットな乗り心地の両立を図った。
変速機構には10速シーケンシャルモードを備えた電気式自動無段変速機を採用し、マニュアル感覚の操作性と低燃費性能を兼ね備えている。
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エクステリアでは、Functional MATRIXグリルを進化させたフロントバンパーや、横一文字にヘッドライトをつなぐアッパーグリルによって、低重心と安定感を演出。フロントフェイスにGRらしいスポーティな印象を与えている。
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インテリアには、GRロゴ入りの専用スポーツシートを採用し、横Gに耐えるホールド性とスエード調表皮による滑りにくさを両立。グレーステッチや加飾を施し、デザイン性にも配慮している。
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走りの性能、意匠、機能性のすべてを高次元で調和させた「カローラクロス GR SPORT」は、GRの哲学を日常の中で味わえる一台として注目される。モータースポーツの魂を受け継ぐSUVとして、新たな選択肢となるだろう。