12代続く大衆車、トヨタ・カローラの歴史と今を解説! (1/2ページ)

12代続く大衆車、トヨタ・カローラの歴史と今を解説!

この記事をまとめると

■12代続く大衆車、トヨタ・カローラの魅力を深堀り

■歴代モデルを振り返る

■現在モデルのグレードについても解説

海外向けと同じプラットフォームだがサイズを変更

 軽自動車やミニバンを除けば国内専売車が圧倒的に少なくなってきましたが、カローラは海外モデルと国内向けモデルを明確に分けてきました。先代の11代目はさらに作り分けが進み、国内モデルは海外モデルのプラットフォームとは違いヴィッツなどと同じBプラットフォームをベースに開発されています。

 このように仕向地向けに異なるボディを用意してきたカローラでしたが12代目となる現行モデルはプラットフォームを集約。しかし、国内向けはグローバルモデルをベースにボディサイズを変更し、日本で使いやすいボディサイズにこだわりました。

 12代目カローラに用意されたボディはセダンとステーションワゴン。この2タイプに先行し販売されたハッチバックのカローラスポーツ、さらに2021年に発表したカローラクロスがファミリーとなります。今回はセダンとワゴンのツーリングを中心に現行カローラを考察していきます。

12代目カローラの魅力を深堀り

12代目カローラのプラットフォームは?

 12代目カローラはプリウスやC-HRに採用されているGA-Cプラットフォームを使用。ただし骨格構造を見直したことなどで剛性を高めています。

 グローバルモデルも同様のプラットフォームを採用していますが、国内向けはセダン、ワゴン(ツーリング)ともにホイールベースを60mm短縮し2640mmに。全長もグローバルモデルと比べ100mm以上短くし(4495mm)、全幅も国内の道路環境に合わせて1745mmにした国内専用のボディとしました。

 また吸音材や遮音材を適切な位置に配置し、ノイズや水はけ音を削減するフェンダーライナーを装着したことで静粛性が大きく高められました。

12代目カローラのパワーユニットは?

 現行カローラに用意されているパワーユニットは3種類。最高出力116psを発揮する1.2L直4ターボエンジン、1.8L直4のNAエンジン、さらに1.8L直4エンジン+モーターのハイブリッドをラインナップしました。

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トヨタ・カローラ(12代目)のガソリンエンジン画像はこちら

 このなかで一番スポーティな走りを実現しているのが1.2L直4ターボエンジン。1.2Lエンジンには6速MTが組み合わされますが、このトランスミッションは発進時に嬉しいアシスト制御や変速操作を感知しギヤとエンジン回転数を同調させるi-MTシステムを採用するなど優れた機能が満載。また、1.8LエンジンにはCVTが組み合わされます。

 その1.8Lエンジンは吸気側の動弁機構にバルブマチックを採用するなどでパワーと低燃費を両立。エントリーモデルから上級仕様まで幅広いグレードに搭載しました。

 ハイブリッドユニットはトヨタ自慢のTHSⅡシステムを搭載。エンジンに2モーターを組み合わせるハイブリッドトランスミッションを備えているのが特徴です。

 モーターの電力供給元となるバッテリーは駆動方式により異なり、FFがリチウムイオン、4WDがニッケル水素バッテリーを搭載します。

 ハイブリッド仕様のWLTCモード燃費は24.4〜29.0km/L。同じユニットを搭載するプリウスには及ばないものの優秀な燃費性能を備えました。

12代目カローラのエクステリアは?

 先代のイメージを一新する低重心かつダイナミックなスタイロングを採用した現行カローラ。カローラといえば「年配者が乗るクルマ」なんて想像する方も多いのでしょうが、スポーティーでスタイリッシュな現行型のエクステリアデザインはそんなイメージを払拭するものです。

トヨタ・カローラ(12代目、セダン)のフロント画像はこちら

 セダンについてはグローバルモデルと見た目の差は少ないですが、全長や全幅を縮小するためドアパネルなど国内モデルには専用ボディが施されました。

 ただ、ステーションワゴンのツーリングはグローバルモデルと比べキャビン長もかなり短いためけっこう印象が異なります。ワゴンというよりはショートワゴンに近く感じてしまいます。

トヨタ・カローラ(12代目、ステーションワゴン)のリア画像はこちら

 ステーションワゴンというカテゴリーにおいては、伸びやかなフォルムを持つグローバルモデルをそのまま用意したほうがよかったのではないでしょうか。

12代目カローラのインテリアは?

 エクステリアとは違い、インテリアはグローバルモデルとの違いはありません。

 水平基調のダッシュボードはシンプルかつ使い勝手や視認性が高いデザインにこだわっています。

トヨタ・カローラ(12代目、ステーションワゴン)のインテリア画像はこちら

 現行モデルは電動アシストパーキングブレーキを全車に採用。エアコンに空気清浄機能をもたせたことや上級グレードには7インチカラー液晶を配したメーターを採用するなど、上質なインテリアにこだわっています。

 運転席は低めの着座位置でスポーティな走行気分を演出。ただ、SUVやミニバンなど着座位置が高いクルマに乗りなれている方にとって乗降性が悪いと感じるかもしれません。

12代目カローラのユーティリティは?

 セダン、ワゴンともに後席のスペースは上々。大人がゆとりを持って座ることができます。

 気になるラゲッジについてですが、セダンの荷室容量はガソリン、ハイブリッドともに429L。ボディサイズを考えるとかなりの大容量なセダンです。

トヨタ・カローラ(12代目、セダン)の荷室空間画像はこちら

 一方、ステーションワゴンのツーリングの荷室容量はデッキボードがセダンより床が高いため325L。ただし、リヤシートを倒すと最大800Lの大空間が現れます。こちらもガソリン、ハイブリッドで容量に差はありません。

カローラスポーツ、カローラクロスとは

カローラスポーツ

 12代目カローラとして最初に販売されたのが5ドアハッチバックのカローラスポーツ。従来、オーリスとして販売されていたモデルを国内では新たな名称となりました。

トヨタ・カローラスポーツのフロント画像はこちら

 骨格はセダンやワゴンと同じGA-Cプラットフォームを使用していますが、全幅は1790mmとグローバルモデルと同じワイドボディを採用しているのが特徴です。

 パワーユニットは1.2L直4ターボエンジンと1.8L直4エンジン+モーターのハイブリッド仕様の2タイプをラインナップ。

 1.2Lエンジンには6速MTと10速シーケンシャルシフトマチック付きCVT-iが組み合わされました。

 セダンやワゴン同様、エクステリアデザインは低重心のワイド&ロースタイルを強調するスタイリッシュなフォルム。

 インテリアはセダンなどとデザインを共有していますが、上級グレードにはスポーツシートが装備されるなど車名通り、カローラファミリーで最もスポーティな印象を与えるモデルとなっています。

カローラクロス

 歴代カローラで初となるSUVのカローラスポーツ。国内での販売より先に東南アジアで先行し販売されていました。

トヨタ・カローラクロスの走行写真(フロント)画像はこちら

 日本での販売は2021年9月から開始され、海外モデルとは違う専用のフロントマスクを装備。東南アジアで販売される同車がワイルド志向であるのに対して国内向けはアーバンSUV的な雰囲気に仕立てられています。

 ボディサイズは全長がベースとなるセダンやワゴンと同様の4490mm。ただし全幅は1825mmとかなりワイドになりました。

 パワーユニットは1.8L直4エンジンとハイブリッド仕様の2タイプ。セダンやワゴンに用意される1.2Lターボエンジンはラインナップされていません。

トヨタ・カローラクロスのハイブリッドモデルのエンジンルーム画像はこちら

 インテリアはセダンやワゴンと基本レイアウトを共有していますが、SUVらしい佇まいに仕立てられています。ラゲッジルームもワゴンより容量が大きい487L。ユーティリティ性能が高められています。

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