ホタテの貝殻がプラスチック代わりの素材に!
再利用が進められている廃棄物は間伐材だけではない。ホタテの貝殻も、加工することで原材料としての用途が広がる可能性を持っているのだ。ホタテは漁港付近などの工場、作業場で加工することが多く、その際に大量に貝殻の廃棄が発生する。これを粉砕、加工することで、プラスチック樹脂のような素材に変化させることができるのだ。
ホタテ末画像はこちら
このほかにも、バイオマス原料を配合したバイオマスポリシートなどが開発されている。これは、バイオマス原材料を25%程度配合したもので、ビニールシートのような使い方ができる。すでに、整備工場やディーラーで使用する汚れ防止用のハンドルカバーやシートカバーとして使用され始めているようだ。
自動車は便利な乗り物だが、少なからず環境に負荷を与えることは間違いない。それを少しでも防ぐべく、現在はEVや燃料電池などとともに、バイオマス燃料などの研究も進んでいるのだ。
バイオマスポリシート画像はこちら
同様に、自動車を構成する部品もこういったバイオマス原料を使用することで、環境にかける負荷を軽減していくことができるのではないだろうか。