老若男女に愛される名車
ちなみに、2025年の参加台数は1105台、参加者は2632名となっている(初参加者は33%)。「おいおいロードスターの定員の倍以上じゃないか!」となるのも無理はないが、これはクルマ以外での参加者なども含まれているのでこの数字だ。なお、応募は3000台以上あったそうで、倍率は約3倍。ロードスター恐るべしである。
ロードスター軽井沢ミーティング2025の会場画像はこちら
来場者は北は北海道、南は熊本から訪れており、平均年齢は51歳となっている。割合や男女比は以下のとおり。
・13〜20代:12%
・30代:10%
・40代:12%
・50代:40%
・60代:23%
・70代〜:3%
・男女比:8:2
男性率が高めではあるが、老若男女にこれほどまでに愛されているクルマも、なかなかないのではないだろうか。そう思わずにはいられない数字だ。
気になる参加車種は、今回は以下のようになった。
・NA:243台(22%)
・NB:107台(9.3%)
・NC:105台(9.5%)
・ND:508台(46%)
・RF:142台(12.8%)
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過去の取材で、「NDが出てからめっちゃ増えた!」といっている方がいたが、まさにそのとおりで、圧倒的にNDロードスターが多いという結果に。ただ、35年以上前のクルマが次点で多いのは、もはや異常なセカイ。2桁ナンバーも多く、新車からずっと、もしくは何十年もずっともっている……みたいな人も多かった。
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当日は、「NDロードスターは登場して10年以上になります。次はハイブリッドだのEVだのとの検討も社内でありますが、我々としてはできるだけ長くいまのロードスターを販売していきたいと考えています。新色の追加なども検討中なのでご期待ください」との関係者からの発言も。特別仕様車の発表など、特別ビッグなニュースはなかったが、まだまだ作り続ける意志は、トークショーを通じて感じ取ることができた。
そのほか、クルマのイベントといいながらも、毎年恒例の、子どもを対象としたペダルカーレースも行われ、子どもが乗れる小さなNAロードスターが会場を駆け抜けたほか、「来たはいいけど、軽井沢ミーティングとはなんぞや?」というルーキー向けの、会場内ツアーなども組まれ、来場者全員が楽しめるコンテンツがそこらじゅうで開催されていた。
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ロードスターやマツダ車を得意とする業者も出展しており、今回の出展者数は22社であった。会場内ではさまざまな中古パーツや自社製パーツ、アパレルやデモカーを展示していたほか、なんとホンダのK型エンジン(K20A)をスワップした車両(しかも左ハンドル)まで置かれていた。過去にはロータリーエンジンを搭載した車両もあったので、ロードスターはなんでもできてしまう、可能性の塊なのかもしれないと、改めて思い知らされた。
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会場では、参加者も自身で作ったパーツやグッズ、余ったパーツをフリーマーケット方式で販売するなど、参加者同士で交流を深めていた。
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毎年なんだかんだで訪れてしまう「ロードスター軽井沢ミーティング」。そろそろ筆者もロードスターを買うべきなのか!? なんて思わずにはいられないイベントであった。
参加者の車両リポートはまた別の記事でお届けするのでお楽しみに!