そのサイズはまるで自宅のテレビ ここまでのモノは前席乗員のためとした大型ディスプレイだが、いわゆるショーファーカーの後席VIPのためのエンタテイメントシステム、大型ディスプレイにも注目だ。
まずは我がレクサスのミニバン、LM の4人乗りである。2000万円という価格も凄すぎるが、2座となる後席の豪華さ、ラグジュアリーさと広さを備えた極上の空間に用意されているのが、前席とのパーテーション(下部)の役割も果たす48インチのワイドディスプレイ。
レクサスLMの車内 画像はこちら
その内容を説明すると、センター1画面表示、左右2画面表示、横長1画面表示の選択が可能で、2画面表示では2つのHDM端子それぞれにPCを接続して、異なる画面の表示もOK。前席と後席で共通のコンテンツを視聴できる連動モード、異なるコンテンツを視聴する独立モードも設定されているのだ。
もちろん、前席スピーカー、後席スピーカー、後席ヘッドホンの3種類の音声出力も完備し、独立したソースの視聴も可能となっている。これによって娯楽、仕事、会議も車内でこなせることになり、これ以上望めない快適無比でさまざまな用途に応えてくれる、地上の移動空間となりうるわけだ。
輸入車ではBMW i7の後席にオプション設定される31.3インチのシアター・スクリーンがある。Amazon Fire TVを搭載しているほか、こちらはシアター・スクリーンと呼ばれるだけあって、快適なシートに座り、ドアに内蔵された高性能スピーカーによる大迫力の映画鑑賞=「リヤシート・エンターテイメント・エクスペリエンス」の利用が後席で可能になるシステムなのである。
BMW i7の後席モニター 画像はこちら
ちなみに操作はリヤ左右ドアパネルに組み込まれている5.5インチのタッチスクリーンによって、エアコン、シート設定などとともに行える(OPで35スピーカー、1965Wの4Dオーディオ、Bowers&Wilkinsダイヤモンド・サウンドシステムあり)。
とはいえ、自身でクルマを購入し、運転する一般ユーザーにとっては、やはり前席のディスプレイ、モニターのほうに”感動ポイント”があるはずで、中古車で200万円台から手に入る電気自動車のホンダeあたりがもっともリーズナブルに大型ディスプレイに感動できる1台になるかも知れない(航続距離はともかく)。
もちろん、普及しているタブレットのような12.3インチサイズでも大いに満足できるはずだし、BMWミニの円形となる第四世代OLED、MINIエクスペリエンスモードを備えた直径約240mm、約9.4インチのタッチスクリーン有機ELディスプレイメーターもここに表示ともなれば、見た目のインパクト、楽しさ満点!!
MINIのモニター 画像はこちら
“お楽しみ”のゴーカートモードにセットすると「ひゃっほー」という叫び声(!?)の派手な音声演出とともにメーターはアナログ表示となり、メーターの指針もレッドに変化したりするのだからたまらない。大きさよりエンタメ性を重視するならコレじゃないか。
ミニのメーター 画像はこちら