この記事をまとめると
■コンパクトSUVのベストセラー「アウディQ3」のニューモデルが登場
■エクステリアやインテリアに最新のトレンドが盛り込まれた
■PHEVを含む4つのパワートレインをラインアップ
アウディから3代目となるコンパクトSUV「Q3」が登場
2011年に発売された初代モデル以来、世界中で累計200万台以上を販売している人気のコンパクトSUV「アウディQ3」がフルモデルチェンジ。新たに第3世代となるモデルが今年10月からドイツをはじめとした欧州市場で発売されることが発表された。
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新しいQ3は、前面に幅広のシングルフレームグリルとシャープな形状のヘッドライトを採用し、先代モデルよりもダイナミックな外観に仕上げられている。
とくに注目されるのが、Q3として初めて採用されたデジタルマトリクスLEDヘッドライトだ。これは約13mm幅のモジュール内に2万5600個のマイクロLEDを搭載したもので、高精度で明るく安全性の高い照射性能を持つのが特徴。リヤにはオプションでデジタルOLEDライトと連続したLEDライトストリップが装備され、視認性の高さに加えて独特のスタイルを演出している。
水平基調のインテリアには、フルサイズクラス並みの11.9インチのインストルメントクラスターと12.8インチのMMIタッチディスプレイを搭載。フラットなドアハンドルとモダンなデザインでシンプルなセンターコンソールに仕上がっている。また、SONOS製のプレミアムサウンドシステムがオプションとして用意されるなど、音響面も変更された。
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ガソリン車からPHEVまで4つのパワートレインを用意
新型Q3には4種類のパワートレインが用意されている。1.5リッター4気筒ガソリンターボに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせたモデル(最高出力150馬力/最大トルク250N・m)、2リッター4気筒ガソリンターボ(265馬力/400N・m)、2リッター4気筒ディーゼルターボ(150馬力/360N・m)に加え、1.5リッターターボエンジンを軸にしたプラグインハイブリッド(システム全体で272馬力/最大トルク400N.m)も設定される。なお、PHEVのEVモードでの走行可能距離は119km(WLTC)となっている。
走行性能に関しては新たにアダプティブサスペンションを開発。路面状況や運転操作に応じて最適な減衰力を自動的に調整し、快適性とスポーティネスを高次元でバランスよく両立させている。
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運転支援技術も充実している。高速道路での安全かつスムーズな車線変更を支援するアダプティブドライビングアシストや駐車操作を記憶して自動で再現する学習型パーキングアシストなどが搭載される。
新型Q3はアウディのハンガリー・ジェールとドイツ・インゴルシュタットの工場で共同生産されて10月にまずは欧州で発売予定。日本への導入時期に関しては現在のところ未定である。