運転が上手いから事故らないんじゃない! ヤバいクルマに近づかないから事故らない! 近寄らないのが吉の「運転下手」を見わける手段4つ (2/2ページ)

通常とは異なる動き・状態には注意を払うべし

近寄りたくないドライバー2:激しく斜めに駐車している

 ショッピングモールなどの平置き駐車場にクルマを入れる際、多少斜めってしまったりすることは誰にでもある。だが「激しく斜めってるクルマ」のドライバーは、空間認識能力か運転能力、または道徳心や注意力のいずれかが著しく欠けているか、もしくはそれらすべてが欠けている可能性がある。その隣に停めてしまうとドアパンチをくらったり、その者がクルマを出す際に内輪差でゴリッとやられてしまうかもしれない。

 そのため、そういったクルマの隣に自分から停めないようにするのは当然として、もしもそういったクルマが隣の枠に来てしまったら、面倒くさいが、自分が別の枠に移動するべきである。もしも枠がひとつも空いていなかったら、そのまま家へ帰ってしまおうじゃないか。当初予定していた買い物なのどのアクティビティは完了できないことになるが、そんなことよりも愛車のボディと、自身の精神衛生のほうがよっぽど重要である。

近寄りたくないドライバー3:ステアリングを切ったまま駐車している

「激しく斜めに駐車しているドライバー」と比べれば危険度は若干低いが、しかしこれも十分にハイリスク要因なドライバーである。クルマの運転行為や安全で円滑な交通環境などに意識的であるドライバーは駐車時、無意識にあるいは意識的に、ステアリングおよびタイヤの方向をセンターに戻すものだ。それをやらないということは「意識が低い」ということの現れであり、その意識の低さがもたらす何らかの災いを、こちらがくらってしまう可能性を否定できない。

 ステアリングを切ったまま駐車しているクルマの真横には停めないようにするのと同時に、走行中に、そういった車が路駐している脇を通り抜ける場合は、可能な範囲で距離を取りながら通り抜けるようにしたい。なにせ相手は意識の低いバカなので、後ろも見ずにいきなりドアをガバッと開けたり、後方を確認しないまま急発進して突っ込んでくる可能性を否定できないからだ。

近寄りたくないドライバー4:いわゆる煽りハンドルをしている

 たとえば交差点を左折する際、車体を大きく右に振ってから左に曲がるという、いわゆる煽りハンドル。もちろん筆者も、かなり鋭角かつ狭い交差点を左折する際などは(周囲の安全を確認したうえで)右に振ってから左折する。しかし世の中には一定数、「……なぜ、この交差点でいったん右に振る必要があるの?」と問いただしたくなるドライバーがいる。

 彼ら・彼女らがそれを行う理由はさっぱりわからないが、おそらくは「それがカッコいい」と思っているか、あるいは単純にド下手なのだろう。不幸にも自分がその者と同方向に曲がっていかねばならない場合は、それ以降、なるべく大胆に距離を置くよう心がけたい。


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伊達軍曹 DATE GUNSO

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町田 康

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