この記事をまとめると
■レクサスLM500hが一部改良を行い静粛性と後席の利便性を向上させた
■後席空間の改良でショーファードリブンとしての魅力がさらにアップ
■より移動が快適になった改良版LM500hは8月1日に発売予定
「Always On」の思想に基づきLM500hが静粛性と利便性を向上
「ラグジュアリームーバー(Luxury Mover)」の略称をモデル名に冠したレクサスLMは、2020年に中国やアジア市場向けのショーファードリブンMPV(Multi Purpose Vehicle)として登場した。その後、2023年に全面改良を経て、日本国内での販売も開始。セダンのLS、SUVのLXに続くレクサスの新たな旗艦として、高級ミニバン市場で高い人気を得ている。
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今回、LM500hが一部改良され、静粛性の向上と後席の利便性が改善された。これはレクサスの「常にクルマを改善し続け、商品のたゆまぬ進化を追求する」という「Always On」の思想に基づくもので、「すべての乗員が自然体でくつろげる空間づくり」をさらに進化させたものになっている。
改良点としては、リヤホイールハウスおよびバックドア周辺に制振材と吸音材を追加・拡大。これにより、リヤタイヤからのロードノイズやバックドア付近の振動音が軽減され、車内の静粛性が向上している。
注目は、4座仕様の「EXECUTIVE」の後席空間の改良だ。後席乗員の使い勝手を向上させるため、パワースライドドアのスイッチ位置をリヤセンターコンソールに移設。自然な着座姿勢のまま操作できるようになった。また、リヤオーバーヘッドコンソールにダウンライトが新たに設置され、夜間や暗所での乗降時の視認性も高められている。
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このほか、4座仕様の「EXECUTIVE」と6座仕様の「version L」の両モデルにおいて、室内照明の照度上限が引き上げられた。そのため、車内の明るさを乗員の好みに応じてより細かく調整できるようになっている。
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搭載されるパワートレインに変更はなく、2.4リッター直列4気筒ターボエンジンとハイブリッドシステムを組み合わせたユニットを採用。トランスミッションはDirect Shift-6ATで、四輪駆動方式「DIRECT4」を備える。
グレードは2種類で4座仕様の「EXECUTIVE」が2010万円、6人乗りの「version L」が1500万円となっている。
静粛性や後席まわりの改良を中心とした今回の一部改良により、LM500hはより快適な移動空間を提供するモデルへと進化を続けている。なお、発売は2025年8月1日を予定している。