この先もマツダのロータリーエンジン車に乗り続けたい! 「RE Club Japan」が踏み出した歴史的なはじめの一歩 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■ロータリー車オーナー有志がRE Club Japanを結成して初イベントを開催

■マツダも協力してパーツ供給や文化継承に関する意見交換が活発に行われた

■今後の部品供給やレストア支援を視野にメーカーとオーナーの協働が始動

これからもロータリーエンジンに乗りつづけていくために

 7月6日、マツダ横浜R&Dセンターにて「RE Club Japan」の初イベント「RE Club Japan Meeting Vol.0」が初開催された。マツダの施設で開催されるということは、メーカーにも認められた集まりということだが、Vol.0とあるように、このクラブは発足したばかりだ。クラブ結成の経緯を紹介するとともに、イベントの様子をお届けする。

 軽井沢ミーティングが行われているロードスターは自動車メーカー関係者もオーナーと接点をもつ集まりがあったが、ロータリーエンジン搭載車に関してはこれまであまりそういったものは見られなかった。RX-7を中心としたサーキットイベントなどはあったが、オーナーズミーティングのような、集まって情報収集をする……といったような集まりは、じつはほかの車種に比べてあまりなかったのだ。

 そのような環境下であったが、RE Club Japan発起人のひとりであるFD3Sオーナーの佐伯亜希英さんは、パーツ供給などの面で不安を感じはじめていて、そのような悩みは周囲のロータリー仲間も同じであったことに気が付いた。そこで、一丸となって情報や意見の交換をしたりする場があれば、ロードスターのようにマツダとのコミュニケーションの場にもなっていくのではと思ったのが、今回のクラブ発足の経緯のひとつだ。

 マツダサイドも近いことを考えていた側面があったようで、レストアプログラムを行っているNAロードスターのように、クラシックマツダのプロジェクトでFD/FCの復刻パーツの供給を始めている。しかし、どのようなパーツが必要なのか、意見を集める場がロードスターと違って存在しないことに不便さを感じていた。

 このような思いや背景が重なり、佐伯亜希英さん、同じくFDオーナーの島田学さん、そしてクラブ運営のノウハウをもつロードスタークラブジャパン事務局の水落正典さん、長年自動車メディアに携わっている小林和久さんの4名が中心となり、RE Club Japanは発足した。


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西川昇吾 NISHIKAWA SHOGO

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マツダ・ロードスター(NB8C後期型)/ボルボV40 T4
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スポーツ走行、写真撮影、ネットラジオ鑑賞
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