ワイドボディのCX-50は身軽で快適
本社を訪問すると、ショールームにはロードスターでも話題になったジルコンサンドメタリックのCX-50とケータハムの2台を展示していた。芦谷社長と実務を担当する塩田貢久さんに、まずはお話をうかがった。
カーエース広島のショールームに展示されたケータハムとCX-50画像はこちら
CX-50については、「見ての通りのワイドボディで、とくにリヤフェンダーあたりの張り出しのボリューム感は国内仕様のマツダSUVとは別物の迫力があります。普段から乗っていますが、注目されていることを痛感しています」とは芦谷社長。
一方で塩田さんは「ライト類の適合や排出ガス、加速騒音など、北米仕様を日本国内で走らせるためのハードルは厳しいのですが、すでに適合したライト類を一部活用するなどの工夫で、クリアすることができました」と苦労の一端を明かしてくれた。
カーエース広島の塩田さん(左)と芦谷社長(右)画像はこちら
マツダ車の逆輸入については、すでにCX-9から実績があり、このCX-50もカスタマーに納車済みとのことだ。気になる価格については、「グレードやオプション、為替相場にもよりますが、社長車と同じ最上級グレードだと900万円台で、ショールームのバージョンだと800万円台になると思います」とのこと。
では、お待ちかねの試乗タイムということで、広島の港湾地区へ。ホワイトのCX-50は2.5ターボの最上級グレードで、インテリアもレザー仕様。走り出して最初に感じたのが、4名乗車であることを感じさせない身軽さだった。やはりターボがもたらす圧倒的なトルクが、すべてに余裕を生んでいる印象だ。
マツダCX-50の走行シーン画像はこちら
乗り心地は予想より引き締まっていたが、リヤシートのカメラマンに聞いても「とても快適ですよ」だそう。i-ACTIV 4WDの美点として知られるスムースなコーナリングの片鱗も味わうことができた。ただ、車線の幅が狭い道路では、全幅の1920mmが気になる状況があったことは確かだ。それでもCX-50のドライブは楽しくて、もっと乗っていたかったというのが本音だ。
そんなニーズに応えるべく、カーエース広島では広島空港と沖縄のレンタカーのラインアップに、このCX-50を用意しているとのこと。料金的には国内モデルより少し割高になってしまうが、一度借りた人が気に入ってリピーターになっているとのこと。
マツダCX-50の走行シーン画像はこちら
また、沖縄では「DXレンタカー」という名称で営業しているが、そちらにはメルセデス・ベンツやBMW、ポルシェなどの輸入車も豊富にラインアップ。もちろん那覇空港からの送迎も実施しているので、沖縄旅行の際にはぜひ一度、検討されてはいかがだろう?