クルマが艶々になるボディコーティング! だったら重ね塗りをすればずっとキレイなままでいられる? (1/2ページ)

この記事をまとめると

■ボディコーティングは高額ながら効果を持続させる手段として人気が高い

■効果持続のための重ね塗りは施工方法やタイミングを誤ると逆効果になることも

■確実な仕上がりを求めるならプロに依頼して適切なメンテナンスを行うべきだ

高価なボディコーティングを少しでも長もちさせたければ

 いまや、クルマの購入する際のセットオプションにもなるほどメジャーになった「ボディコーティング」。コーティングに使用する液剤の性能も日々進化しており、ポリマー、ガラス系、セラミックコーティングなど、予算やクルマの保管環境や乗りかたに応じてさまざまな種類があります。

 ボディコーティングを施工すると、安くても数万円、高いものになると数十万円という商品も少なくありません。せっかく大枚をはたいたボディコーティング、少しでも長く効果を持続させたい! コーティングの液剤を2度塗りしたらどうなる!? はたして「二重施工」は効果があるのでしょうか。

■コーティングの液剤はただ重ね塗りすればいいというものではない

 ボディコーティングを施工後、皮膜が硬化するまでにはある程度の時間が必要です。たとえばガラスコーティングの場合、液剤の種類や外気温にもよりますが、ある程度まで硬化するのに1日〜数日の時間を要します。完全に硬化するまで1カ月という場合も。

 もし素人が施工するなら、取扱説明書をしっかりと読み込んでから作業するようにしましょう。また、種類の異なる液剤を施工しても重ね塗りの効果が得られないことがあります。必ず同じ液剤を施工するようにしましょう。

■効果的なコーティングの重ね塗りとは?

 たとえば「ガラスコーティングの施工後、24〜48時間以内に2層目を塗る」など、コーティングの液剤を発売しているメーカーが推奨する方法で重ね塗りすることで効果が得られます。具体的には「膜厚が増す(コーティング層が厚くなる)」「艶が増す」「皮膜の耐久性が上がる」などです。

 また、「2層コート」「3層コート」が売り文句の製品は重ね塗りが前提の液剤なので、メーカーが推奨する方法に従って施工するようにしてください。勝手に解釈して本来の効果が得られないといったことがないよう、取扱説明書の確認は必須です。


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松村 透 MATSUMURA TOHRU

エディター/ライター/ディレクター/プランナー

愛車
1970年式ポルシェ911S(通称プラレール号)/2016年式フォルクスワーゲン トゥーラン
趣味
公私ともにクルマ漬けです
好きな有名人
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