ここ1番の場面でピッチャーが乗るクルマに最新EVを導入! 千葉ロッテマリーンズにリリーフカーとしてヒョンデ IONIQ5を2台贈呈 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■千葉ロッテマリーンズにヒョンデがリリーフカーを2台贈呈

■ボディの片側が切り抜かれた特注のIONIQ5だ

■観戦チケットが当たるキャンペーンも開催している

ヒョンデが千葉ロッテマリーンズにリリーフカーを贈呈

「今年もっとも暑い日になる」とかなんとか言われていた8月5日。千葉県のZOZOマリンスタジアムでは、千葉ロッテマリーンズと福岡ソフトバンクホークスの試合が開催された。

 平日の夕方という時間帯であったが、子どもや学生は夏休みなせいか、かなり賑わっていた野球場に、なぜWEB CARTOPの編集部員が、それもグランド上いるのか……。その答えは、ヒョンデがZOZOマリンスタジアムを本拠地とする千葉ロッテマリーンズに、IONIQ5を2台提供するとのことで、そのセレモニーが行われたからだ。

「なんで野球チームにIONIQ5を2台?」となるかもしれないが、その役割を聞けば納得なはず。

 そう。この車両は主に千葉ロッテマリーンズが、リリーフカーとして使用するためのクルマなのだ。ちなみにリリーフカーというのは、野球好きであればお馴染みの、ピッチャーを乗せてマウンドまで走るあのクルマ。

 では、いつ使うのか。例えば、「9回表、千葉ロッテマリーンズがリードしており、この回を抑えたら勝利……」みたいな重要なシーンがあったとする。その際に、最後の抑えの投手がマウンドに上がるときなど、「ここ1番!」のときに使われる(とはいえ野球を知らない人からしたら暗号かもしれない……)。

 余談だが、このリリーフカーという単語は和製英語らしく、正式には「Bullpen car」または「Bullpen cart」と呼ぶそう。

 リリーフカーは、ブルペンからマウンドまでが遠い球場にしか置かれておらず、日本では「ZOZOマリンスタジアム」をはじめ、「横浜スタジアム」、「阪神甲子園球場」、「エスコンフィールドHOKKAIDO」の4カ所。世界的に見ても廃止の傾向にあるそうで、意外と貴重な存在なんだそう。発祥は阪神公園球場だったらしく、ブルペン(当時あった懐かしきラッキーゾーン内)から、マウントまでの約70mの移動を短縮するためのアイディアだったとか。

 ZOZOマリンスタジアムでは、先日までメルセデス AMG SL 43を使用していたが、それがこのたび、IONIQ5にバトンタッチとなったというわけ。当日は、ライト・レフトそれぞれの外野側のから2台が入場してきた。


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WEB CARTOP 井上悠大 INOUE YUTAI

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