抽選で選ばれた83名のオーナーが岩手に大集合! 60年前の初代登場時からカローラを作ってきた岩手工場で「カローラ・オフライン・ミーティング2025」開催 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■交流イベント「カローラ・オフライン・ミーティング2025」が開催された

■TMEJ岩手工場に抽選で選ばれた83名のファンが全国から駆けつけた

■カローラの歴史や魅力だけでなくトヨタと岩手が紡いできた絆を体感できた

誕生60年を迎えるカローラの魅力が詰まった1日

 7月27日に岩手県胆沢郡金ケ崎町のトヨタ自動車東日本・岩手工場で、交流イベント「カローラ・オフライン・ミーティング2025」が開催された。抽選で選ばれた83名のファンが全国から駆けつけ、現行カローラの代表的なモデルを会場で試乗したり、開発者らによるオリジナルラジオ配信に耳を傾けた。

 5月から同工場では一部改良したカローラクロスを生産しており、会場には国内で初公開となるカローラクロスGRスポーツも展示された。新たに開発された「M20A-FXS」エンジンや、6速シーケンシャルシフトマチックを採用し、走る楽しさと省燃費性能を両立した注目の1台となっている。他にもカローラシリーズの全ラインアップが勢揃いしており、家族と一緒に乗り込んだりスタッフの説明に聞き入る場面も見られた。

 また、敷地内の結ギャラリーでは1966年に登場した初代カローラや、カローラクロスの各部に仕込まれた24個の隠れロゴが見えるよう、それぞれのパーツを分解した状態で展示するといった試みもあり、訪れたファンは誕生60年が迫るカローラの魅力を再確認していた。

 イベントの中盤には「ウィー・ラブ・カローラ×ウィー・ラブ・イワテ」と題したレセプションがあり、トヨタ自動車東日本の石川洋之社長や達増拓也岩手県知事らが登壇してカローラと岩手県の魅力をPRした。

 石川社長は「私たちはカローラに育てられてきた。10月にアクシオとフィールダーの生産は終了するが、それに代わってカローラクロスの生産が新たに始まる。今後も岩手、そして東北の地から世界に向けて発信したい」と語った。

 さらに、達増知事は「岩手県でカローラの生産が継続されるのは本当に嬉しい限り」と歓迎し、2026年2月に県内でラリー競技の開催に向けて準備をしているとサプライズ発言した。宮城県のスポーツランドSUGOで行なわれているスーパー耐久レースや、宮城郡利府町のTOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジに続いて、東北のモータースポーツを後押しするビッグニュースといえるだろう。

 また、達増知事は複数の国立公園や世界遺産など、自然と歴史に恵まれた岩手県の魅力をアピールした。ラリーの開催をきっかけに観光地としてさらに注目が高まりそうだ。


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