GT300クラスで常に上位に食い込む実力派チーム
GT500クラスでもおなじみのKONDO RACINGは、2012年から日産自動車大学校との協同で進めている人材育成プロジェクトとしてスーパー耐久シリーズに参戦。2019年からそのプロジェクトを全国の日産ディーラーメカニックにまで拡げてSUPER GTのGT300クラスへのチャレンジに移行した。
このプロジェクトはメカニックだけにとどまらず、チーム広報やチームマネジメントなど、レース現場でのさまざまな業務を通して人材育成活動を行っているのが特徴だ。マシンのメンテナンスを担うのはGT500クラスでチャンピオン経験もあるプロのメカニックだが、そのもとでメカニックサポートなどを担当することで学生の意識を高めていく。2020年、22年と2度シリーズチャンピオンを獲得。常に上位争いに名を連ねるGT300トップチームのひとつだ。
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学生たちを指導するプロメカニックはベテランぞろい。長年厳しい勝負の世界に身を置いている彼らの印象は、GT500クラス時代からチームをよく知る平手晃平曰く「ちょっとコワモテ」だが、「仲間になってしまえば意外とかわいい人も多くて、オンとオフの切り替えがしっかりしたチーム。さすが競争の厳しいGT300クラスで2回チャンピオンを獲るだけのことはありますよね」と語る。

Aドライバーとしてチームを牽引するジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ。NISSAN GT-R NISMO GT3に長年乗るスペシャリストで、どれだけウェイトを積まれても手足のように100%クルマを操っている。クルマを知り尽くしているからこそ持っている技が豊富で、引き出しの多いドライバーだ。SNSの投稿も頻繁で、平手からすると「性格は日本人よりマメかもしれないですね」、とのこと。2004年に来日し、気づけば21年。人生の半分近くを日本で過ごしているだけに、だいぶ日本人化しているかもしれない!?
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Bドライバーの平手は2023年までGT500クラスのKONDO RACINGで活躍。昨シーズンからGT300クラスに戦いの場を移している。ただ2024年は、NISSAN GT-R NISMO GT3ではあるものの別チームからの参戦。今シーズン、1年ぶりにKONDOに帰ってきた形だ。フォーミュラ・ルノーやF3ユーロシリーズ、GP2など海外レースの経験も豊富で、GT500クラスでは2013年にタイトルを獲得している。十分なキャリアは持ちつつも、GT3規格のGT-Rに乗るのは今年が2年目で、オリベイラからこのクルマならではの走らせ方などを学び、技術を磨いている。
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今シーズン、オリベイラがほかのカテゴリーへの参戦により、SUPER GTの数戦を欠場することに。第3ドライバーとして登録されたのが金丸ユウだ。GT-Rのクルマ自体はスーパー耐久やGTワールドチャレンジ・アジアで経験済み。SUPER GTならではのコンペティションタイヤと、それによるトラックエボリューションに最初は戸惑ったというが、初戦となる第2戦富士、そして第3戦マレーシアと連続入賞で実力を示している。
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