注目するとレースが10倍オモシロくなる! スーパーGTの自動車関連以外の「謎スポンサー」の正体 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■スーパーGTではさまざまな企業がスポンサーとしてチームをサポートしている

■アミューズメント業界や飲料メーカーなど自動車に関係のない企業のスポンサーも多い

■マシンに装着されているブランドロゴのチェックもレースの楽しみ方のひとつだ

スーパーGTでチームを支える意外な企業

 どんなカテゴリーであれ、モータースポーツに参戦するチームにとって、スポンサーは欠かせない存在だ。1970〜2000年代前半のF1やWRCは「Marlboro」、「John Player Special」、「Lucky Strike」、「Rothmans」、「CAMEL」、「555」、「Gauloises」などのタバコメーカーがトップチームをサポートしたほか、それと並行して「Castrol」や「Mobile1」、「elf」、「BP」、「SUNOCO」、「Agip」、「shell」などのオイルメーカーもさまざまなカテゴリーでトップチームをサポート。

 さらに、1990年代後半からは「Red Bull」、「Monster Energy」などのエナジードリンク、「NTT」や「au」などの通信会社がメインスポンサーとしてさまざまなカテゴリーを牽引するようになったことは記憶に新しいだろう。

 モータースポーツはクルマを使用したスポーツとなっているだけに、タイヤブランドやパーツメーカーなど、自動車関連のサプライヤーも各チームのパートナーとしてレース活動を支えているが、近年はクルマにまったく関連していない企業もモータースポーツに挑む各チームをバックアップ。なかでも、日本発の国際シリーズ、スーパーGTには、クルマ業界では見慣れない企業がサポートしていることも珍しくはない。

 というわけで、ここでは8月23〜24日に開催されたスーパーGT第5戦「SUZUKA GT 300KM RACE」で、主要チームをサポートする珍スポンサーをクローズアップしたい。

 まず、スーパーGTにおいて珍スポンサーの代表といえるのが、TGR TEAM SARDをサポートする「KOBELCO」だと言えるだろう。KOBELCOはご存じのとおり、油圧ショベルなど建設機械のメーカーで、長年にわたって同チームをサポート。39号車の車名「DENSO KOBELCO SARD GR Supra」にもあるとおり、KOBELCOは同チームのメインスポンサーだ。

 建設機械のメーカーといえば「コマツ」や「日立建機」、「キャタピラー」などをイメージする人も多いと思うが、スーパーGTの影響からか、レースファンにとって建設機械といえば、圧倒的にKOBELCOが代名詞で、もし油圧ショベルのレースがあれば、多くのレースファンがKOBELCOを応援するに違いない。


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廣本 泉 HIROMOTO IZUMI

JMS(日本モータースポーツ記者会)会員

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