注目するとレースが10倍オモシロくなる! スーパーGTの自動車関連以外の「謎スポンサー」の正体 (2/2ページ)

クルマにまったく関係のない業界のスポンサーも多い

 また、スーパーGTにおいては、アミューズメント事業を手がけるNEXUSのブランド「D’station」や、同じくパチンコを代表するアミューズメント施設を手がける「ZENT」もおなじみのブランドだ。

 とくに、これまでトップチームをサポートしてきたD’stationは、自社チームを組織し、現在は「D’station Racing」としてGT300クラスに777号車「D’station Vantage GT3」を投入。その影響から、レースファンにとってD’stationはパチンコの代名詞的なブランドとなっているのではないだろうか?

 そのほか、最近ではホテル事業を手掛けるfav hospitality groupのホテルブランド「seven × seven」もユニークなスポンサーで、「seven × seven Racing」として、666号車「seven × seven PORSCHE GT3R」を投入するほか、シリーズパートナーとしてスーパーGTをサポート。そのため、すべての参戦車両のフロントウインドウにステッカーが装着されたこともseven × sevenを語るときに欠かせないトピックスだといえるだろう。

 リゾートホテルに疎い筆者は、スーパーGTで初めてseven × sevenの存在を知ったひとりで、多少なりともレースをサポートした効果があったに違いない。

 また、飲料関係で言えば「HOPPY team TSUCHIYA」をサポートするHOPPYもレースシーンでは有名なブランドである。ご存知のとおり、HOPPYはビールテイストの炭酸飲料で、25号車「HOPPY Schaz GR Supra GT」を見るたびに「今晩は飲みに行こう!」「カンパイからHOPPY」と思うファンも多いのではないだろうか?

 以上、メインスポンサーのメジャーブランドを中心に紹介してきたが、細かいスポンサーに目を向ければ、100号車「STANLEY CIVIC TYPE R-GT」をサポートするアサヒビールのビールテイストの炭酸飲料「DRY ZERO」や1号車「au TOM’S GR Supra」のゲームアプリ「にゃんこ大戦争」、61号車「SUBARU BRZ R&D SPORT」のメガバンク「MIZUHO」(みずほ銀行)、4号車「グッドスマイル初音ミクAMG」の飲食店「かけラーメンまさ屋」、歯科医院「なないろ歯科クリニック」、25号車「HOPPY Schaz GR Supra GT」の化粧品ブランド「dear HEROINE」など、じつにさまざまな業界の企業が各チームをサポート。

 それだけに、スーパーGTでは迫力あるアクションやバトルだけでなく、マシンに装着されているブランドロゴをチェックすることも、ファンにとっては楽しみ方のひとつとなっている。


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廣本 泉 HIROMOTO IZUMI

JMS(日本モータースポーツ記者会)会員

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