セッティングが決まらずに挑んだ「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup 2025」第5戦! 88号車の井口が3位入賞で逆転年間チャンピオンも見えてきた (2/2ページ)

大きく順位が入れ替わった波乱の決勝

 日曜日の昼過ぎにプロフェッショナルクラスの決勝が行われました。東京スバル・千葉スバルの応援ツアーのお客さんが3台のBRZを囲み声援を送ります。

 決勝がスタートし、5番手からスタートした井口は、混乱のなかで場所取りに失敗し後退してしまいます。11番手からスタートした奥本が順位をあげ先行しますが、徐々に失速していき、井口・久保とポジションを入れ替えてレースを進めます。

 井口は序盤に順位を落としますがじわじわと順位を戻し、10周という短いレースのなかで6周目には表彰台圏内までポジションをあげます。上位2台はペースが速く追いけきませんでしたが、井口は第3戦SUGO以来の3位表彰台を獲得しました。久保は8位、奥本は10位とTeamTakutyの3台は見事にポイントを獲得しました。

 決勝後の井口は「雨で全然走れないなか、予選5番を取れたことはよかったです。決勝も序盤に順位を落として、位置とりに苦戦しましたけど、なんとか持ち堪えたのとペースも悪くなかったのでうまく前にいくことができました。今回、多くのお客さんが見に来てくれたことで力をいっぱいいただきました。良いレースを見せられて良かったと思います」と振り返りました。

 3位表彰台に上ったことでトップとの差を7ポイントまで縮めて年間ランキング2位となった井口は、残り2戦で逆転チャンピオンも見えてきました。

 レース後には、東京スバル・千葉スバルの応援ツアーのお客さま向けにトークショーも開催。今週のレースの振り返り、井口・久保が履くブリヂストンと奥本が履くダンロップのタイヤの違い、プロドライバーと身近に会話をできることなど、TGR GR86/BRZ Cupの魅力を語っていました。

 次戦の「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup2025」第6戦は、10月4~5日に鈴鹿サーキットで開催されます。


この記事の画像ギャラリー

新着情報