「ファイナルエディション」が設定されるのは人気車の証! 買えば得するの噂は本当? 過去のモデルを振り返って調査!! (2/2ページ)

定価以上の価格で取引されるケースが目立つ

トヨタ FJクルーザー ファイナルエディション

 当初は北米向けに企画されて販売されたものの、日本でも需要が高まって並行輸入車が多く入れられたことで遅れてカタログモデルとなったという逸話のあるFJクルーザー

 結局日本向けは2010年12月から正式に販売が開始され、北米向けが終売となったあとも販売を継続。そして終売直前となる2017年10月に設定されたファイナルエディションには、特別設定色のベージュのボディカラーと、同じトーンのベージュカラーをあしらったシートやインパネガーニッシュ、20インチアルミホイールやサイドステップが標準装備となっていた。

 当時の価格は349万2720円で、とくに台数限定などはなかったが、中古車では340万円~500万円ほどと、極端なプレミア価格とまではいかないものの高値安定となっている。

トヨタ MR-S Vエディション ファイナルバージョン

 MR2を祖とし、現在のところトヨタブランド最後のミッドシップスポーツとして知られるMR-S。2007年夏の生産終了に先立って発表されたファイナルバージョンは、最上級グレードのVエディションをベースに、レッドの本革シートやステアリングホイール、ドアトリム、ソフトトップを備え、通常オプション設定のヘリカルLSDを標準化したもの。

 それ以外の走りにまつわる部分はベース車と同等となっているが、6速MTのほか、SMTと呼ばれる2ペダルMTもベース車と同じく設定されていた。

 そんなMR-Sファイナルバージョンだが、近年ライトウエイトオープン2シーターとしてMR-Sが再評価されつつあることもあって、高いものでは260万円ほどと新車時の232万円(SMTは240万円)を超える価格のものも存在し、最安値のものでも100万円ほどの価格となっている。


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小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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