私有地でも資格がないと動かせないハードル高めの「フォークリフト」! 憧れの世界を疑似体験してみた (1/2ページ)

この記事をまとめると

■フォークリフトは物流を支える重要な乗り物だ

■敷地内であってもフォークリフトの使用には資格が必要だ

■重大事故につながりやすい乗り物なので安全面も考慮されている

フォークリフトに触ってみた

 その姿を知らない人は少ないであろうフォークリフト。いまさら説明するまでもないが、物流においては必要不可欠であり、フォークリフトがなかったら荷役はとんでもなく時間と労力がかかる作業になってしまう。

 そんなフォークリフトだが、じつは私有地内であっても運転するには免許が必要だ。これはよく勘違いされている部分でもあるが、公道を走らないならフォークリフトの運転に免許は必要ないというのは大きな間違いだ。そして筆者はフォークリフト免許をもっていない。しかし、どうしてもフォークリフトに乗って操作したかった。

 そこで今回は地元の物流倉庫にお願いして、フォークリフトの疑似体験をさせてもらうことにした。

 最初にお断わりしておくと免許をもたない筆者がフォークリフトを実際に動かしたり、荷物を移動させることはできない。そのため、あくまでも疑似体験ということで、いろいろなフォークリフトを触らせてもらってのリポートだ。具体的には、使い方を教えてもらって、ちょっとだけレバーを動かす程度のことだったが、じつに発見と驚きの連続だったのでご報告しよう。

 最初は無免許の筆者でも使うことができるハンドフォークリフトからだ。

 ご覧のとおり、構造はいたってシンプルで動力は一切なし。移動はもちろん、荷物の上げ降ろしなどすべてが人力だ。使い方はハンドル部分を上下に動かせば前方のツメ部分がもち上がり、ハンドルについているレバーを握ればツメが下がるので、使い方自体も非常に簡単といえる。

 使い方は画像のとおり、ツメをパレットに差し込んだら、あとはツメを少し上げてから引っ張れば簡単に重い荷物をパレットごと移動させることができる。このときハンドフォーク初体験なら、誰もが驚くのが操作するときの軽さだろう。

 ハンドフォーク自体の重さがあるために、一見するとすごい力を入れないとパレットごと移動させるのは難しいと勘違いしがちだが、実際は拍子抜けするほど軽く移動させることができるのだ。

 もちろん床面がフラットであることも関係しているが、見た目ほど力が必要ないのは経験者にしかわからない驚きといえる。


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