国内BMW最強トルクの「Mパフォーマンス」かそれとも一充電走行距離最長の「Mスポーツ」か! 「iX」が一部改良を実施して新グレード追加 (2/2ページ)

より洗練されたデザインと最新機能を搭載

 エクステリアは、新しいバンパーデザインや各所に採用されるブラックパーツによりスポーティさを際立たせているのが特徴。さらに、縦型4灯のデイライトやキドニーグリルを彩る「BMWアイコニックグロー」によって、大胆でエレガントなイメージを強調している。

 インテリアには、Mスポーツ用インテリアと新設計のMマルチファンクション・シートを採用。ヴェガンザ(ヴィーガンレザー)と上質なマイクロファイバー素材を用いた強化サイドサポートにより、ホールド感を向上させ、BMW iXの未来的なキャビンにスポーティさが加えられた。

 EV専用設計のフラットなフロア構造により、新型BMW iXはセンタートンネルの無い、より解放感のある空間を実現。とくに後部座席は、上質なラウンジのようなゆったりとした居心地良い空間を生み出している。

 iXは、一定の条件下において、ステアリングを手離しして走行が可能となり、運転負荷を軽減する最先端の運転支援システム「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」を搭載。また、最新の音声コントロールを採用し、「OK、BMW」と話しかけることで、車両の操作や目的地の設定などが可能だ。

 そして、Apple CarPlayへの対応、スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信するなど、利便性が大幅に高められた。さらに、「BMWデジタル・キー・プラス」を標準装備。クルマのキーを持っていなくても、対応のスマートフォンやスマートウォッチを持った状態でクルマに近づくだけでロック解除が可能であり、車内にデバイスさえあればエンジン始動もできる。

 BMW iXの価格は、xDrive60 Mスポーツが1498万円、M70 xDriveが1966万円となる。

 航続距離や最大トルクの性能アップ、最新機能を搭載などの次世代EVとして順当に進化を続け、満を持して発売する新型「BMW iX」。まだまだ賛否両論のあるEVだが、このように堅実に進化していく「BMW iX」は、また新たなEVの選択肢として迎え入れられることだろう。


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