「2日間だけ荷物置かせて」なんてのが可能ってマジか! 物流倉庫は一般人でもOKな上に意外な使い方もできる施設だった (2/2ページ)

スペースさえあれば柔軟に対応してくれる場合も

⚫︎クルマの保管はさすがにムリ?

 今回取材させていただいたロジ・テックトーシンにこんな質問をぶつけてみた。

「クルマって保管してもらえますか?」

 ウチは駐車場じゃないので無理ですね、といわれるかと思ったが答えは、「社長と相談してみますが、置けるスペースがあれば大丈夫だと思います。細かな打ち合せは必要ですが、物理的に可能ならクルマを置くという依頼は受けると思いますよ」というものだった。

 もちろん料金的な問題もあるが、事情があって短期間だけクルマを停めたい、一定期間だけ預かってほしいという場合には、目からうろこの物流倉庫の使い方といえないだろうか。

⚫︎環境は……まぁまぁ過酷です

 では、最後に物流倉庫というよりも、倉庫のあるあるをひとつ紹介しておこう。

 それは倉庫が「夏が暑くて、冬は寒い」という構造上の問題。エアコン完備の倉庫ならそうはならないだろうが、実際に倉庫に入ると、結構な暑さを感じる。今回の取材は夏場だったが、1階よりも2階部分の室温が高いと感じだのだが、これは構造と置かれた荷物が関係していた。

 夏場の場合、2階のほうが高温となるのは太陽光が当たる屋根部分が近いからだが、その2階部分に荷物が置かれていると、荷物とフロアが壁となって1階部分が若干涼しいという仕組みなのだとか。逆に冬場は、屋根が近い2階のほうが暖かく、1階は暖かい空気が届かないので寒くなるというわけだ。

 こうしたことから、荷物の特性を考えて季節によって、配置を変えるのも物流倉庫の仕事なのだ。

 ちなみにだが、同社は業界関係者だけでなく一般の人へのスペース貸しのサービスも積極的に行なっているので、気になる人はぜひ問い合わせを。

取材・撮影協力

(株)ロジ・テック トーシン

神奈川県川崎市宮前区馬絹2-2-31

https://www.to-sin.com/


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