クルマ好きの桃源郷「ガレージハウス」! 建ててから「失敗した〜」とならないための必要装備12+α (1/2ページ)

この記事をまとめると

■「マイガレージ」はクルマ好きの長年の夢だ

■ガレージを建てる際にはさまざまな設備が必要となることが多い

■自分だけの部屋としても使えるので、パートナーと不仲になった際には避難所にもなる!?

クルマ好き理想の家「ガレージハウス」に欠かせない要素とは

 クルマ好き、ましてや旧車オーナーであれば、いつかは作りたいマイガレージ。気候災害や、紫外線、盗難など、あらゆるリスクから愛車を守ってくれる夢空間です。

 立地に関してはそれぞれの予算や環境によって異なると思いますが、設備については種々選択の余地があります。実体験や取材を交えて、「これはあったほうがいいんじゃない?」というものをピックアップしました(照明のようにほぼ確実に必要なものは割愛してあります)。

窓/サッシ

 換気目的や屋外からのアクセントなど、窓/サッシのサイズ、形状、固定/開閉など、100人いれば100とおりの選び方があると思われます。ガレージを設計する際、設計士の方にアドバイスを求めたり、実際にガレージを所有する友人・知人に現物を見せてもらうことをおすすめします。こればかりは頭で考えても正解が見つからないばかりか、完成してから「あれ? ちょっと違う……」と思うこともしばしばです。

自宅の窓のイメージ写真

余分なくらいがちょうどいいコンセントの数

 奧さんに「そこまでいらないんじゃないの?」と突っ込まれるくらい、ガレージ内のあちこちにコンセントを設置することを強くおすすめします。のちのち、コンセントが近くにない、または少ない……といった理由で設置を断念するケースだけは避けたいところです。使うかどうかわからなくても壁1面にひとつは設置してもいいのでは……と、いまさらながらに感じています。さらに、DIY派オーナー、あるいは将来ガレージ内に電気自動車を置く可能性があるとしたら、200Vの電源も確保しておくと安心です。

屋外コンセントのイメージ写真

電動シャッター

 個人的には多少無理してでも取り付けたほうがいいと思うのが電動シャッター。手動だとその都度クルマから降りて開閉する必要がありますし、シャッターを開け閉めする際の「ガラガラ、ガッシャン音」は、思いのほか周囲に響き渡ります。明け方、あるいは夜遅くに帰宅してガレージのシャッターを「ガラガラガラ」と勢いよく開けるだけで家族が起きてしまうことも。そっと開け閉めするにはそれなりの重量がありますし、1度設置すると壊れるまで交換しないものなので、電動シャッターはぜひ検討してください。

電動シャッターのイメージ写真

ホームセキュリティ

 SECOMなどに代表されるホームセキュリティは、ガレージライフにおいてもはや必須アイテム。盗難防止のための抑止力、魔除けだと思えば、毎月のランニングコストが多少増えてでも導入する価値はあるといえます。そして何より、「ウチはホームセキュリティがあるから安心」という精神安定剤的な役割も案外重要だったりします。

監視カメラ

 いまや、ネット通販では1万円を切る価格でも入手できるようになった監視カメラ。スマートフォンを使ってリアルタイムで見られますし、カメラの角度を変えるなどの遠隔操作も可能です。消耗品と割り切って安価なものを買うか、多少高くても名の知れたメーカー品を購入して長く使うか。また、1台だけではなく、ガレージや家屋の周囲に複数の設置することも効果的です。

監視カメラのイメージ写真

通用口

 家のなかから、あるいはシャッターを開けずに外からアクセスできる通用口があると便利です。その一方で、盗難を企む悪党たちがガレージ内に侵入しやすくなることも事実。ドアの設置場所や種類はもちろんのこと、先述のホームセキュリティや監視カメラをうまく活用し、さらには立地や施主の使い勝手など「本当に必要かどうか」を含め、設計士の方との入念な打ち合わせが必要な箇所ともいえます。

ガレージの通用口のイメージ写真


松村 透 MATSUMURA TOHRU

エディター/ライター/ディレクター/プランナー

愛車
1970年式ポルシェ911S(通称プラレール号)/2016年式フォルクスワーゲン トゥーラン
趣味
公私ともにクルマ漬けです
好きな有名人
藤沢武生

新着情報