フォーミュラジムカーナRd.3は近畿大学と久保田朱莉選手が格の違いを見せつけた! 決勝の富士ラウンド進出の全校&女子選手が決定 (2/2ページ)

決勝進出をかけてしのぎを削る

 午前の走行が終了すると、企業と学生の懇親会の後、フォーミュラジムカーナの隠れた名物であるデモランを開催。ラリー、ジムカーナ、ドリフトなど、それぞれのトップクラスのマシンをプロドライバーが駆る迫力の走行に、学生たちはしばし勝負を忘れて見入っていた。

 そして興奮冷めやらぬまま迎えた2本目。幸い天候が崩れることもなく、時折太陽が覗き路面温度も上昇。各選手が秒単位でどんどんタイムアップし、順位も目まぐるしく入れ替わる。

 最終Cドライバーになると、争いはいよいよヒートアップ。6位までとなる決勝進出ラインを巡って激闘が繰り広げられ、1本目8位からなんとか6位に滑り込んだ大阪大学と、惜しくも7位に終わった大阪公立大学の差はなんと0.02秒と、100分の1秒単位の戦いとなった。

 そんななかで他を圧倒していたのは、やはり近畿大学だった。2本目での大幅なタイムアップこそなかったものの、結果的には一度も抜かれることのないまま危うげなく総合1位で堂々の勝利。1本目個人トップタイムの辻野選手も1本目のタイムで個人トップの座を守り抜き、総合・個人ともに表彰台の真ん中を手に入れた。

 決勝進出校は以下のとおり。

1位:近畿大学

2位:広島大学

3位:九州産業大学

4位:鹿児島大学

5位:兵庫県立大学

6位:大阪大学

 1本目のタイムにより近いドライバーが勝利となる女子クラスでは、大阪公立大学の久保田朱莉選手が1本目と0.05秒差という驚異的な記録で優勝。決勝進出者は以下のとおりとなった。

1位:久保田朱莉選手(大阪公立大学)

2位:竹山 凛選手(兵庫県立大学)

3位:坂部和香選手(近畿大学)

 優勝した近畿大学で個人トップタイムも記録した辻野選手は、「次回も団体そして個人優勝も取って帰ろうと思います」と意気込みを見せる。

 女子クラス優勝の久保田選手も、「決勝でも今日の感覚を忘れずに優勝します」と決勝への意欲を見せた。

 11月の最終Rd.4、決勝大会を残すのみとなった2025年のフォーミュラジムカーナ。さらなる熱戦に期待が高まる。

男子・決勝出場校

京都大学・金沢大学・明治大学・同志社大学・新潟大学・立命館大学・大同大学・駒沢大学・中央大学・東京電機大学・日本大学・上智大学・近畿大学・広島大学・九州産業大学・鹿児島大学・兵庫県立大学・大阪大学(順不同)


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