トラックがマイカーってそんなんアリ? いすゞの「だれでもトラック」ならアウトドアファミリーに本気でアリだった

この記事をまとめると

■AT限定の普通自動車免許でも運転できるいすゞエルフミオに4WDモデルが追加された

エルフミオ4WDの高い悪路走破性はアウトドアでも活用できる

■エルフミオダブルキャブなら仲間やファミリーでフィールドに向かうことができる

いすゞ「だれでもトラック」エルフミオに4WD車追加

 AT限定の普通自動車免許でも運転できる「だれでもトラック」として2024年のデビュー以来販売好調の「エルフミオ」。その4WDモデルが2025年7月1日に発売された。車両総重量を3.5トン未満におさえたクラスのキャブオーバートラックで唯一の4WDとしてリリース。これと同時に、従来の小型トラック「エルフ」の4WDもフルモデルチェンジし、2023年登場の7代目モデルと同ラインアップとなった。

 エルフミオ4WDは最大積載量1.05トンを確保しつつ、平ボディやバン(箱車)、冷凍車などあらゆる架装物にも対応する。また、パワートレインは2WDモデルでも好評だった1.9リッターディーゼルエンジン「RZ4E」を搭載。クラスで唯一の中量車燃費基準を達成し、JC08モードでリッター13.5kmの低燃費を実現した。また最高出力88kW/最大トルク320N·mのパワーを確保。6速ATとの組み合わせで、走行フィーリングもじつにスムースだ。

 このエルフミオ4WDで注目したいのは、こういったスペックだけではない。普通自動車免許で運転できる、ドライバーを選ばない取りまわしのよさで、しかも悪路走行にもフルに対応できる4WDのドライブトレインをもつキャブオーバートラック。これはまさにアウトドアでも活用できること請けあいだ。

 それを予言するかのように、いすゞの関連会社である「いすゞA&S」も、エルフミオ発売直前の東京オートサロン2024と本年のオートサロン2025にて、それぞれ意匠の異なるアウトドア仕様のコンセプトカーを出品していた。

 とくに2025年に展示した「エルフミオクロスコンセプト」は、軽トラカスタムの有名ブランド「ハードカーゴ」とコラボで製作。そのワイルドなフォルムとヘビーデューティなカスタマイズは、とくに山や渓流などで遊ぶのが大好きなアウトドアフリークにはガッツリ刺さる仕様になっていた。

 ここで編集部が注目したいのは、エルフミオのラインアップに入っている「ダブルキャブ」の存在。小型トラックのダブルキャブは消防車などでも重宝されているが、とくに多く使われているのが、土木や建築など職人たちが機材や資材を積み、フル乗車で現場に向かうという用途だ。

 それは遊びのユースに置き換えると、仲間やファミリーでフィールドに向かうことができ、さらにキャンプ用品やマウンテンバイクなどギア類もしっかり積める。また、ボディ(荷台)を屋根付きに改造すれば、車中泊もバッチリ楽しめるはずだ。荷代の内寸法は幅1620mm・全長2085mm。十分な居住スペースになるだろう。

 それに加えて4WDというドライブトレイン。ノーマルでも十分な走破性を期待できるが、ハイリフトにすればさらにアウトドアテイスト満点のダブルキャブトラックになること間違いなしだろう。

 そんな外遊び大好きトラックファンの妄想膨らむエルフミオ4WDは、全国のいすゞディーラーの販売に加えて、オンライン販売チャンネル「ELFmioストア」でもスマホやパソコンから簡単に見積もり・商談が可能だ(9月下旬より取扱開始予定)。


この記事の画像ギャラリー

新着情報