日本導入予定とされていたPHEVは「シーライオン6 DM-i」か!? EVの最先端をゆくBYDがジャパンモビリティショー2025に出展 (2/2ページ)

日本向けに開発される商用車にも注目

 じつは、日本におけるBYDの歴史は乗用車よりも商用車のほうが長いことをご存じだろうか。日本でのEVバス導入から10年の節目を迎える商用車部門は「BYD商用車が届ける電動テクノロジーの世界」をテーマに掲げ、都市部から地方まで幅広い輸送ニーズに応える新型モデルを展示する。

 展示車両はワールドプレミア2台、ジャパンプレミア1台を含む計5台で、注目は世界初公開となる新型電気トラック「T35」シリーズ(アルミバン仕様と平ボディー仕様の2タイプ)だろう。現時点で詳細や画像は公開されていないが、BYD独自の最新NEV技術を活かし、日本市場向けに開発されたモデルとなる。

 さらに、新型中型EVバス「J7」と大型EVバス「K8」を展示。「J7」は日本の道路環境に合わせて設計された中型EVバスで、都市部から郊外まで柔軟に対応する。「K8」は大容量ブレードバッテリーを採用し、快適な車内空間と長距離走行性能を両立するモデルとなっている。

 今回のBYD Japan Groupの出展は、設立3周年を迎えるBYD Auto Japanと、運行開始から10年を迎えるBYD JAPAN双方の節目を飾るものであり、最新の電動車両群を通じて日本市場におけるブランドの存在感がさらに高まることは間違いないだろう。

 出展ブースは日本の街並みに調和するデザインで統一され、来場者にBYDの理念「電動化を、日常の当たり前へ」を体感させる空間として構成される。まだ情報が公開されていない展示車両もあるので、引き続きJMS2025のBYDブースに注目だ。


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