グループCにLMP1にメディ耐のロードスターまで! 富士モータースポーツミュージアムの期間限定「耐久レース企画」は見逃すとヤバい内容だった (2/2ページ)

耐久レースといえばマツダ!

マツダの特別展示は11月末まで!

 そして日本の耐久レースとして、我々自動車メディアの人たちが忘れてはいけないのが、「メディア対抗ロードスター耐久レース」だ。昨年2024年に開催35回目を迎え、「もっとも長く続いている自動車のワンメイクレースシリーズ」としてギネス記録に認定されたことは記憶に新しい。

 今回の特別展示では、2023年までマツダの社員ドライバーたちがステアリングを握った、12号車人馬一体号と、ギネス記録認定証が展示されている。規模としては小さいレースだが、世界に認められた耐久レースのひとつであることを証明する、立派な展示だ。

 そしてその隣には、マツダがアメリカで開催された2016年のIMSAを戦ったマシンが展示されている。この年は規定変更により、それまで使用していたディーゼルエンジンが使用できなくなったため、イングランドのレースエンジン製造メーカーであるアドヴァンスド・エンジン・リサーチ社と共同開発した2リッターの4気筒ガソリンターボエンジンを搭載しているのが特徴。

 なお、翌2017年からはシャシーを一新し、市販車の魂動デザインが取り入れている。そのような背景を考えると、この2016年車両はマツダのIMSAにおける活動を継続させた、立役者的な1台といえる。

 なお、2016年といえば現在のマツダ代表取締役社長兼CEOである毛籠勝弘氏が、アメリカでマツダモーターオブアメリカの社長兼CEOを務められていた時代である。毛籠社長にとっても思い入れがある1台なのではないだろうか。

 マツダの2台の展示は11月末までとなっている。企画展は3月末までの開催だが、メディア対抗ロードスターとマツダのIMSAマシンも含めて、耐久レース企画展を存分に味わいたい人は、ぜひ11月中の来場をオススメする。


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西川昇吾 NISHIKAWA SHOGO

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マツダ・ロードスター(NB8C後期型)/ボルボV40 T4
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