この記事をまとめると
■ジャパンモビリティショー2025にスバルがブースを出展した
■北米で人気のタフ系スバル「ウィルダネス」が日本で初お披露目となった
■フォレスターとアウトバックそれぞれの「ウィルダネス」仕様が展示された
ファン待望のワイルドなスバルを日本初公開
ジャパンモビリティショー2025のスバルのブースで、Performanceシーンと並ぶ、もうひとつの柱、Adventureシーンで注目されたのは、フォレスター・ウィルダネス・プロトタイプと、アウトバック・ウィルダネス・プロトタイプ。
北米市場でスバルのSUVに設定されている、アウトドアシーンをリードする、より走破性を高めたタフなモデル、ウィルダネス。
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「ウィルダネス」とは、手つかずの自然が残る広大な土地、「荒野」「原野」などを意味する言葉で、スバルのウィルダネス シリーズも「タフでラギッド(いかつい、無骨な、荒削り)なデザイン」をキ-ワードにしている。
北米では第一弾として、2021年にアウトバックウィルダネスがデビューし、続いてフォレスター(先代)が登場。2023年にはクロストレックも加わり、支持を得ているところだが、今回のジャパンモビリティショーでは、ついにそのウィルダネスの日本仕様が登場。
あくまで参考出品のプロトタイプという位置づけだが、きちんと右ハンドルになっていて、本気度は伝わってくる。
個別にみていくと、フォレスター・ウィルダネス・プロトタイプは、悪路の走破性を高めるために専用サスでリフトアップ。
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タイヤは、オフロード仕様の定番ともいえる、トーヨータイヤのオープンカントリーを装着。ホイールアーチクラッディングは拡大され、アウトドア仕様のイメージを強調している。
フロントバンパー、リヤバンパーも専用デザイン。アプローチアングル、デパーチャアングルにも余裕があり、オフロード仕様としての雰囲気だけでなく、走破性や機能性はかなり強化されているようだ。
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そして日本ではこの春、いったん姿を決してしまったクロスオーバーのアウトバックも、今回、ウィルダネス・プロトタイプとしてお目見え。
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「ユーザーの多様なライフスタイルに寄り添う、自然と共生する」というアウトバックのコンセプトを継承しながら、フォレスター・ウィルダネス・プロトタイプと同じように、専用サスでリフトアップ。オールテレーンタイヤを装着し、ウィルダネスのキャラクターを一層際立たせているのが特徴。
スバル・アウトバック・ウィルダネスのリヤスタイリング画像はこちら
日本国内でもかねてから、北米のウィルダネスシリーズのテイストを取り入れて、カスタマイズしているスバル車オーナーも少なからずいたので、この2台に興味津々という人も多いはず。
とくにアウトバックが、アウトバック・ウィルダネス・プロトタイプとして復活したら、日本でも大反響になるのでは? 大崎篤社長が「ベースの素性がよい、スバルだからこそ個性が際立つ、特別なスバル」と胸を張る2台なので、ウィルダネス シリーズの日本導入を前向きに検討しているに違いない。