トラックにもバスにもなる「人」が登場! いすゞ「VCCC」が目から鱗のモビリティだった【ジャパンモビリティショー2025】 (2/2ページ)

物流の未来を担う期待のモビリティ

 とはいえ、商用車を得意とするいすゞが、こんなにもユニークなモビリティを発案したのだろうか。

 気になる目的を聞いてみたところ、「いすゞでは、扱っている車種の特性から、物流の課題を解決するためにはどうすればいいか? とつねに市場とユーザーに向き合ってきました。そのなかで重要なのは、『物流を止めない』ことです。VCCCは、説明したようにトラック的な使い方やバスのような使い方をフレキシブルに選択できます。なので、朝と夕方は通勤通学時の送迎用のバスとして、バスとしての役目がない日中は、トラックとして使うなんてこともできます」と語る。

 この「人」のような形も狙ってデザインされており、「荷物を背負う人をイメージしてるんです。トラックの擬人化……ともいえるかもしれませんね(笑)」とのこと。

 また、VCCCはいすゞ社員のアイディアの集合体とのことで、「未来の物流で求められることや、実現したい想いをブレストしてまとめて、このような形として発表しています」と、商用車ブランドらしい、VCCC誕生のキッカケも教えてくれた。

 ジャパンモビリティショーの、「いすゞ・日野・UDトラックス」のブースでは、VCCCの前に置かれたタブレットで、実際にVCCCがどのように使われるのか、可愛いアニメーションによる解説も見ることができるので、ぜひ足を運んでみてほしい。

 ジャパンモビリティショー2025のテーマである、「ワクワクする未来を、探しに行こう!」を具現化した1台が、このいすゞのVCCCかもしれない。こんなモビリティが当たり前のように走りまわる未来を、首を長くして待ちたい。


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WEB CARTOP 井上悠大 INOUE YUTAI

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