クルマの役割は人や荷物を運ぶだけじゃない! 「スターキャンプ2025 in 朝霧高原」は「クルマと人と思い出をつなぐ」ファミリーにも優しいイベントだった (2/2ページ)

家族や仲間と一緒に思い出もつくれるワークショップ

◆モノづくりワークショップ(オリジナルガーランドづくり)

 このブースでは、たくさん用意された色とりどりのクレヨンやスタンプを使って、自分だけの塗り絵やガーランドを作ることができる。子どもたちは自由な発想で思い思いに自分だけの作品を楽しく彩っていた。

 また、さまざまなアーティストがそうであるように、このようなアウトドアキャンプという非日常の環境だからこそ頭に浮かんでくるアイディアもある。今回の場合は絵ということになるが、この経験は「何かを表現したい」という子どもたちの感性を磨いて、心を豊かなものにする機会のひとつとなるだろう。

◆スポーツクライミング

 イベント会場内から遠目でもその存在が確認できる、高く垂直にそびえ立つこのタワーは、「スポーツクライミング」体験ができるエリアだ。親御さんに見守られながら、子どもたちは勇気を出して挑んでいる姿が見られた。

◆シャボン玉あそびのひろば

 昔から親しまれているシャボン玉。このプログラムという名の「あそび」では、一般的なストロー状のものではなく、「バブルリング」や「ワンド」と呼ばれる吹き具が使われていた。息を吹き込むのではなく、吹いている風を利用するか吹き具を振りかざすことで、圧倒的な数や大きさのシャボン玉を作ることができるのだ。

 インストラクターによるダイナミックな特別ショーの実演もあり、広場は大きな盛り上がりをみせていた。また、子どもたちが作ったシャボン玉が広場から会場全体に飛んでいき、会場全体が幻想的でどこかやさしい空間となっていたことも見逃せない。

◆キャンプファイヤー&スペシャルライブ

 夕飯のあとの時間には、参加者のみんなが集まって大きなキャンプファイヤーを囲んだ。シンガーソングライター「つじあやの」さんによるスペシャルライブもおこなわれ、会場全体がやさしい雰囲気に包まれた。

 ここまで綴ってきた内容は、一見クルマと関係ないように受け取られるだろうが、実際そんなことはないのではないかと感じている。家族や仲間とクルマで出かけて作った思い出は、例えどんな思い出であろうと、クルマが運んでくれて、クルマが結んでくれた、クルマがなければ生まれなかった縁といえる。

 クルマという工業製品を中心に、「クルマと人」「人と人」「人と思い出」、それらをつなぐ大きなキッカケとなるイベントが、この「スターキャンプ」だと感じたからだ。


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