祝・プレリュード復活! とはいえ新車は高くて買えないので歴代の中古車を探してみた結果けっこう難しい選択だった (1/2ページ)

この記事をまとめると

■復活から1カ月で月間販売台数の8倍となる2400台を受注したホンダ・プレリュード

■新型プレリュードの新古車は700万円オーバーのプレ値となっている

■新型登場で歴代モデルにも注目が集まるなか人気となりそうなのが5代目だ

デートカーの復活で歴代モデルの人気も上昇?

 いよいよ新型プレリュードが発売され、自動車業界では大きなニュースになっているが、9月5日の発売から約1カ月たった10月6日時点で、月間販売台数は300台のところ受注は2400台に達しているという。つまり、想定を超える受注で、すでに受注停止しているディーラーもあるとの情報だ。増産予定とはいえ、これから商談しても、納期ははるか先となるはずだ。

 とはいえ、2001年の5代目終売から約24年ぶりに復活した6代目となる新型の価格は、FF最強のシビックタイプRとまったく同じ617.9万円もする。1990年代にデートカーとして盛り上がった時代からすれば、倍以上の高額車になってしまった。

 パワーユニットそのものはシビックのe:HEVモデル同様だが、少数生産車であり、シビックタイプRのシャシーを用い、CVTにドライバーに呼応する変速フィールが新感覚の操る喜びをもたらす「Honda S+ Shift」やコースティング制御などをホンダ車として初搭載しているため、そんな価格になったのだろうが、もはや令和の若者がスポーティなデートカーとして気軽に買えるクルマではなくなってしまったのである。

 すでに新古車も中古車市場に出まわっているが、なんとコミコミ700万円オーバーの値付けであり、すぐに乗れるとはいえ、手を出しにくいのも事実(中古車情報サイトで2台発見。走行距離は32kmと14km)。

 そこで、復活したプレリュードの先代モデルがにわかに注目されている。初代(SN型1978-1982年)、運転席側にも助手席リクライニングレバーが付いていて運転席から隣に乗った女子のシートをいきなり倒す”デートカー”ならではの機構を備えたリトラクタブルヘッドライトのスペシャルティカーとして一世風靡した2代目(AB/BA1型1982-1987年)、その延長線上にあるリトラクタブルヘッドライトのスペシャルティカーだった3代目(BA4/5/7型 1987-1991年)、初代NSXのイメージを落とし込んだといわれる流麗なスタイリングでTVCMにアイルトン・セナが登場した4代目(BA8/9/BB1/2/3/4型1991-1996年)は、年代的・コンディション的にも中古車市場で見つけることが難しい。

 しかし、1996年に登場し、2001年まで生産された、バブル崩壊からミレニアムに至る時期に発売されたのが5代目プレリュードは、少数ながら中古車市場で見つけることが可能だ。


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青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

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フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
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スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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