成約率100%が示すコレクター市場の熱狂
5位から8位までは、2021年式の「パガーニ・ウアイラ・ロードスターBC」、2023年式の「ブガッティ・シロン・スーパースポーツ」、2008年式の「フェラーリFXX Evo」、そして2024年式の「パガーニ・ウトピア」という、こちらも超一流の名前が並んだ。
落札価格はそれぞれ447万6875スイスフラン(約8億4689万円)、405万5000スイスフラン(約7億6672万円)、同じく405万5000スイスフラン(約7億6672万円)、そして326万7500スイスフラン(6億1782万円)に達したが、そのなかでも注目されたのは、やはりパガーニというブランドがもつ圧倒的なバリューだろう。まさに走る芸術品ともいえるパガーニのモデルは、その生産台数の少なさからオークションに姿を現すことも珍しく、今回は2台のモデルが同時に出品されたことは大きな話題だったのだ。
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落札価格のランキングで9位と10位を占めたのは、やはりフェラーリだった。9位は323万3750スイスフラン(約6億1144万円)にまで応札が続いた2014年式の「ラ・フェラーリ」。10位は2012年式の「599XX Evo」で、こちらは276万1250スイスフラン(約5億2209万円)での落札となった。つまり、このテイラードフォースピードオークションでは、望めば「FXX」、「599」、「FXX K」とすべてのXXモデルをEvo仕様で購入することも可能だったということになる。
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最初にも触れたとおり、トータルで42台のスーパーカーやハイパーカーが出品された今回のテイラードフォースピードオークション。驚くべきはその成約率で、その数字はなんと100%。つまり、1台も残すことなくすべてのモデルが落札されているのだ。ちなみに総落札価格は7000万スイスフラン(約132億3560万円)。
そうなると気になるのはこの42台を出品したコレクターは誰なのかということになるのだが、RMサザビーズではもちろんそれを明らかにはしていない。だが、当初このオークションには、フェラーリのワンオフモデルである「SP38デボラ」が出品される予定となっていたことから、それはレーシングチーム、アイアン・リンクスとアイアン・デイズの共同創設者である、デボラ・メイヤーとクラウディオ・スキアヴォーニ両氏のコレクションであると推察される。
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なぜ彼らはこれらのコレクションを一挙に放出する決断を下したのか。その理由を知ることはもちろん不可能だ。