ファンのアツい愛で冬の寒さがふっとんだ「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」! 集まった400台超のなかから気になる愛車のオーナーにその魅力を聞いた (3/4ページ)

走りが楽しくなるモデューロの魅力とは

クルマ:N-BOX モデューロX
オーナー:aiさん

 ここからは無限に続いて、「モデューロ」枠のエントリー車両を見ていこう。

 以前に乗っていたライフから乗り換えを検討していて、この「N-BOX モデューロX」に出会ったのはオーナーのaiさん(写真向かって左)だ。このクルマに乗り始めてから、「運転がとても楽しいので、月に1回は高速を走りたくなります」と話すaiさん。それまでとは運転への意識が大きく変わったという。インタビューをお願いする際にaiさんと話していたのは、当日のイベントステージにも登壇した、ホンダアクセスのモデューロX完成車性能担当である湯沢峰司さん(写真向かって右)だ。別のタイミングでは、元開発統括の福田正剛さんとも対話しており、積極的に開発陣と交流する姿が見られた。

 また、後部座席にはホンダアクセス本社で撮影されたこのクルマの写真がガラスケースで飾られており、そこにはモデューロX開発アドバイザーである土屋圭市さんのサインが入っていた。本イベントのみならず、以前からモデューロのイベントやスーパーGTの観戦へ積極的に出向いていたといい、多くのグッズが並んでいることからも、熱烈なファンであることがうかがえる。

 ダッシュボードには、前述したモデューロ開発メンバー3名の直筆サインが並ぶ。「土屋さん・福田さん・湯沢さんにサインを入れてもらった特別な1台です! モデューロXを開発してくださり、本当にありがとうございます!」と感謝の気もちを話していたaiさん。このような言葉は開発者冥利に尽きるだろう。

 そしてaiさんは、「もうモデューロX以外のクルマには乗れません(笑)。この先もずっと大切に乗り続けます!」と、今後も変わらない想いを語った。aiさんと、好きが詰まった愛車のN-BOX モデューロXが一緒に走る物語は、まだまだこれからも長く続いていきそうだ。

クルマ:ステップワゴン モデューロX
オーナー:Coowanさん

 これまでは3代目インテグラタイプRやCR-V、3代目ステップワゴンとホンダを乗り継ぎ、現在は5代目ステップワゴン モデューロXに乗っているという、ホンダ一筋のCoowanさん。「ほかのグレードを買って車高調に変えるなら、最初から専用サスペンションのグレードがいい」という理由でモデューロXを選んだそうだが、実際に乗ってみて乗り味のよさに驚いたそうだ。

 5代目ステップワゴンで採用されたわくわくゲートが便利で気に入っていることもあり、現行型ステップワゴンが登場してもなお、この5代目ステップワゴン モデューロXから降りることは考えられないという。

 じつはこのクルマには、パッと見ただけではわからないCoowanさんのこだわりがたくさん潜んでおり、そのひとつがカラードキャリパーである。ザラザラなキャリパーの表面をなめらかにし、指定したブラックの色とモデューロの文字で塗装する作業を、納車の翌週には専門業者に施工してもらう迷いのなさには驚きだ。

 また、現在履いているのは社外ホイールだが、コンプリートカーとしての外観をなるべく維持するために、その中央にはホイールと同系色の黒いモデューロのセンターキャップがさりげなく装着されている。

 室内の足もとを覗くと、一見しただけでは普通の純正品に見えるこのペダル類。しかし、DIYでモデューロの文字を入れたペダルに交換されており、なんとフットレストは角材を用意して加工や塗装まですべて自作している。それでも現状のクオリティに満足できていないCoowanさんは、今後リメイクも予定しているという。

 このほかにも、エクステリアではクリアテールランプの流用やリヤガーニッシュのピアノブラック化、エンジンルームでは青いウォッシャータンクキャップを同形状の黒いタイプに変更している。「細部に神は宿る」とは、まさにこのようなさりげないアクセントのことだろう。Coowanさんはこれからも愛車を自分の色に染めつつ、ハンドルを握り続けていくだろう。


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