ファンのアツい愛で冬の寒さがふっとんだ「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」! 集まった400台超のなかから気になる愛車のオーナーにその魅力を聞いた (4/4ページ)

環境の変化でクルマが変わってもスポーツ走行できる贅沢

クルマ:フィット モデューロX
オーナー:kailapapaさん

 これまでにも多くのモデューロのイベントに参加しているkailapapaさんは、フィット モデューロXで本イベントに参加。これまでの車歴は、2代目CR-Xと3代目インテグラタイプR、子どもが生まれてからは初代ストリーム アブソルートと無限仕様の2代目インサイトを乗り継いできた、いわずもがなのホンダ好きだ。

 11年乗り続けたインサイトから乗り換えを検討している際に、ベースグレードのフィットをディーラーで試乗したが、満足いく走りを味わうことはできなかったという。そこでモデューロXに試乗してみると、明確に走りのよさを感じ、その場で購入を決心したそうだ。

 このフィットは、モデューロXでありつつも無限のデカールやアクセサリーが内外装に多く装着されていることが自慢のポイントだそうだ。これは、昔はCR-XやインテグラタイプRでモータースポーツを楽しんでいたことや、以前乗っていた無限仕様の白いインサイトに引き続き、「スポーティな走りが好きだ」という証ともいえる。実際にこのフィットでも、ミニサーキットを走ることがあるという。

 エンジンルームを覗いてみると、スロットルコントローラーやタワーバーによるボディ補強などといったカスタマイズも楽しんでいる様子がうかがえる。また、フロントナンバーに装着しているモデューロXのプレートとエアクリーナーボックスには、モデューロ開発アドバイザーである土屋さんのサインが入っていた。

 その土屋さんが、モデューロXの開発段階でハードなスポーツ走行テストをしているため、当然乗り味はミニサーキットでも大きく変わってくる。しかし、サーキット寄りの志向とはひと味違うアプローチをするのがモデューロX。大人しく快適に乗りたいときだけでなく、スポーティでアグレッシブな運転を楽しみたいときでも、クルマの挙動が破綻しづらく信頼を置けるという懐の深さがあるのだ。

 オーナーズミーティングの会場内には、このほかにも興味深いクルマが多く並んでいたが、記事ページの都合上ここまでとさせていただく。

 今回開催された「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」では、ファン感謝イベントならではの同乗体験やトークショー、開発者との直接対話ができるという、ブランドをより知るための多くのプログラムが用意されていた。しかし、今回インタビューをしていた「モデューロ/モデューロXシリーズ/無限オーナーズミーティング」エリアで見られたのは、すでにモデューロや無限の思想に魅了されている根強いファンの姿だ。

 そして、新しいファンを作るキッカケになるこのイベントがこれからも続くことで、「クルマって楽しくて面白いな」という単純ながらも奥深い価値観が、ひとりでも多くの人のカーライフに貢献することが楽しみでならない。


この記事の画像ギャラリー

新着情報