この記事をまとめると
■フォーミュラ・ドリフト・ジャパンやフォーミュラ・ジムカーナの表彰パーティーが開催
■エントリーカテゴリーのFDJ3の表彰台は全員が中学・高校生
■主催のMSC岩田代表の想いは日本のモータースポーツを発展させること
モータースポーツの裾野は少しずつ広がっている!
モータースポーツの多くが海外発祥というのは、多くの人がご存じだろう。たとえば世界三大レースも、F1モナコGP、ル・マン24時間、インディ500と、見事に欧米の地で行われている。
そうしたモータースポーツに比べれば歴史は浅いが、日本発祥で世界的な人気を誇るカテゴリーがある。ドリフトだ。と、そう思えるのは自動車メディアに身を置いているからなのだろう。日本において、レースやラリーに比べてドリフトを、正式なモータースポーツと認識している人は少ないのかもしれない。
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だが、日本発祥であるにもかかわらず、むしろ海外ではドリフト熱が高く、モータースポーツの1ジャンルとして根付いているのだ。北米、南米、欧州、アジアにオセアニアと、競技人口は増えている。これは日本人として、非常に悔しいことである。
そうしたドリフトシリーズのひとつが、フォーミュラ・ドリフト・ジャパンだ。ジャパンと名が付いていることからなんとなく推測できるかも知れないが、フォーミュラ・ドリフトは海外──アメリカで生まれたシリーズ。2004年に誕生し、いまや1大会で10万人もの観客を動員するというイベントに発展している。日本で生まれたドリフトなのに海外のほうが発展している、そんな憂いをもち、なんとか日本に誘致できないかと尽力して、2014年からスタートしたのがフォーミュラ・ドリフト・ジャパンというわけだ。
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フォーミュラ・ドリフト・ジャパンを日本に誘致し、主催しているのが岩田和彦代表率いるMSC。MSCは、フォーミュラ・ドリフト・ジャパン(FDJ)、さらに下位カテゴリーのFDJ2、FDJ3、そしてWEB CARTOPもオフィシャルメディアパートナーとなっている、学校の自動車部によって争われるフォーミュラ・ジムカーナを手がけている。
2025年シーズンのすべてのカテゴリーが終了した12月のタイミングで、表彰式を兼ねたイヤーエンドパーティーが開催された。このパーティーには、あらゆるスポンサー企業、パートナー企業、チーム関係者やドライバーなどが出席。その数は数百人規模で、これだけでもいかに大きなカテゴリーに成長したのかがわかる。
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