年間王者たちが一堂に集結
岩田代表自ら、我々WEB CARTOPも含めた関係企業に盾が手渡されたのち、モータースポーツの主役ともいえるドライバーの表彰が行われた。
まずはエントリーカテゴリーであるFDJ3から……と、結果はわかっているのに改めて驚かされるのが、トップ3の顔ぶれが、全員普通免許をもっていない、中高生だということだ。失礼ながら、どこからどう見ても普通の学生のように目に映る彼ら──なんなら前が見えるのかとか、ペダルに足が届くのかなんて心配したくなる──が、もの凄い技術でクルマをドリフトさせるのである。
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1位:中村龍輝選手、2位:茂 真那斗選手、3位:徳山昇英選手と、学生らしさを残しつつもシッカリとチーム関係者やスポンサーへの謝辞を述べる選手には、「ヤンチャなスポーツ」と見られがちなドリフトだが、きちんと礼儀も重んじている立派なスポーツであることを実感。これは世に広く伝えたい事実だ。
そしてもうひとつ上のカテゴリーであるFDJ2。1位:中村総士郎選手、2位:水野俊彦選手、3位:小林竜也選手。ここでも驚かされたのは、中村選手が14歳ということだ。大人の水野選手、小林選手とともにステージに登壇した中村選手をみていると、若年という意味だけでなく、上も含めて年齢問わずに活躍できるドリフト競技の可能性の広さを感じる。
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そしてFDJの表彰。1位:高橋和己選手、2位:箕輪大也選手、3位小橋正典選手という顔ぶれ。初々しいFDJ3やFDJ2の若手ドライバーに比べて堂々たる雰囲気……といいたいところだが、超スター選手の箕輪選手とて、まだ普通免許を取れない16歳なのだ! そしてFDJには大湯都史樹選手、大嶋和也選手など、レースの世界で知らないものはいない、メジャーな選手も出場している。これもまた、ドリフトがしっかりと日本に根付いてきている証だろう。
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さて、岩田代表の締めの挨拶でも滲ませていた、日本のモータースポーツを発展させたいという想い。それゆえ、マシンから宿まで提供して学生にモータースポーツで思う存分闘ってもらう、フォーミュラ・ジムカーナ、ヤング層が活躍できるFDJ3というカテゴリーを運営しているのだろう。
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ちなみにヤングドライバーの多くは、ドリフトドライバー2世であったりもする。これもドリフトが少しずつ歴史を刻んでいることの表れだ。モータースポーツはかなり複雑で、初心者が観戦して楽しみにくいスポーツジャンルであることも事実である。
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だが、ドリフトは細かいルールなどがわからなくても、見れば楽しめる、そんなスポーツなのだ。2026年はさらにもりあがること必至のフォーミュラ・ドリフト・ジャパン、ぜひ1度生で見てほしい。