フロントに日産のSR20VETでリヤにはホンダK20Aのツインエンジン! バタフライドアのトヨタ・セラがとにかくすごいことになっていた【東京オートサロン2026】 (2/2ページ)

合計1050馬力の規格外すぎるパワーユニット

 フロント側のエンジンは日産のSR20VETを選択。CLRオリジナルのピストン&コンロッドなどで強化し、パルサーVZR用カム、1000ccインジェクターで大出力に対応させた上で、TD07-25Gタービンを組み合わせ、MoTeC M800制御で550馬力を絞り出す仕様となっています。

 対してリヤ側のエンジンはホンダのK20Aを選択。ワイセコ鍛造ピストンでボアアップと強化をおこない、戸田製ハイカム、1000ccインジェクターなどを装着、フロントと同じTD07-25Gタービンを組み合わせ、MoTeC M400制御で500馬力を発生させています。

 つまり、FF用のエンジンとトランスミッションをフルチューンしたうえで前後べつべつに搭載してしまうという、まさに「メカドック」を地でいくマンガの世界のようなマシンというわけです。

 前後のトータルで1050馬力というモンスターなパワーなうえに、前後で異なる出力&パワー特性となると、まともに走らせられるのかと心配になりますが、トランスミッションを前後で同じホンダのK20Aエンジン用6速MTで統一することで、そのズレを最小に留めているとのことです。

 スロットルの操作は、前後のスロットルから出たワイヤーをアクセルペダルの前でアナログ的にまとめているそうで、それで操作的には大きな問題なく走れているとのこと。シフトとクラッチの操作も、アクセルと同様に足もとでまとめているそうです。

 ホイールベースは2640mmと、ノーマルの2300mmよりはだいぶ長くなっていますが、全幅も1970mmまで広がっていますので、比率はあまり変わっていないと言えます。

 今回新たに装着したという外装パネルはすべて3Dプリンターで出力したもので、表面には特有の走査線跡が見られます。出力幅が1mまでという制限があるため、一体で造形したデータから分割して出力しているようです。

 この外装のデザインは渡辺さんのオリジナルで、ミニカーをもとにデザインの方向性を決めて、それを3Dデータに起こして作ったそうです。その製作に掛けられる時間が2カ月ほどしか無く、全部は出力来ませんでしたが、今後は残りの部分を含めてカーボンマテリアルで出力し直す予定とのこと。

 また、現状ではエンジンのパワーがありすぎなので、タービン変更でもう少し抑える方向にするようです。

 今後は同乗の体験走行をおこなう機会も作りたいとのことなので、興味がある人は要チェックです。


この記事の画像ギャラリー

往 機人 OU AYATO

エディター/ライター/デザイナー/カメラマン

愛車
スズキ・ジムニー(SJ30)※レストア中
趣味
釣り/食べ呑み歩き/道の駅巡りなど
好きな有名人
猪木 寛至(アントニオ猪木)/空海/マイケルジャクソン

新着情報