この記事をまとめると
■東京オートサロン2026でツインエンジン仕様のトヨタ・セラが異彩を放っていた
■前後に異なるターボエンジンを搭載し合計1050馬力という規格外の構成を採用
■3Dプリント外装や独自制御など情熱とロマンを形にした1台である
トヨタ・セラをモンスターへと変貌させた狂気の結晶
「東京オートサロンは“祭り”だ」、といい切ってしまって異論があるという人はおそらくいないでしょう。スタート時から一貫して、その年のカスタム車の代表が集う見本市的なお祭りが続いてきました。
チューニングブームが下火になってしまった時期は、展示車両のパワーもやや下がってしまった印象がありましたが、コロナ以降はまた活気が戻ってきて、インパクトのある展示車両も多く見掛けるようになってきました。来場者のなかには、そういったバイタリティに溢れる車両を楽しみにしているという人も少なくないでしょう。
今回の東京オートサロン2026でも、バイタリティが溢れた車両がちらほら展示されていましたが、そのなかでもひときわ強いオーラを感じた1台があったので、紹介していきましょう。
その車両は、「CIRCUIT&DREAMS-CLR-」が製作した「THE TWIN DRAGON 双竜<第二形態>」です。
遠目にも小型のバットモービルのような強い存在感を感じられるこの車両は、トヨタ・セラをベースに作られたスペシャルマシンでした。
THE TWIN DRAGON 双竜<第二形態>画像はこちら
話を聞いてみると、プロジェクトが始動したのは2023年のことで、2025年の東京オートサロンですでに一度展示されていたそうです。そのときはまだ外装が付いておらず、骨格やエンジンがむき出しの状態でしたが、今回は外装を装着して“第二形態”となっての展示となりました。
THE TWIN DRAGON 双竜<第二形態>のリヤスタイリング画像はこちら
最大のインパクトはエンジンを前後に1基ずつ搭載している点ですが、その前になぜ「SERA」がベースなのかが気になり訊ねてみました。答えは単純明快、「バタフライドアがカッコいいから」とのことです。
THE TWIN DRAGON 双竜<第二形態>の"SERA"デカール画像はこちら
この車両を製作したCLR代表の渡辺さんは、以前からパイプフレームのシルエイティや、全長を詰めてショートホイールベース化したR33スカイライン、4発のターボにジェットエンジンまで装着した2JZ換装のS14シルビアなど、バイタリティが溢れまくった車両を製作してきた方で、それらの集大成として、お気に入りのセラをベースに、ロマン溢れまくりのツインエンジン仕様を製作したということのようです。
THE TWIN DRAGON 双竜<第二形態>のリヤまわり画像はこちら
ベースのセラは特徴のバタフライドアを備えるキャビン部分を残して前後をパイプフレームで再構築。そこに前後1基ずつのエンジンを搭載しています。