ビールの旨さを輸送中まで追求! サッポロがトラック用のシートまで作ってるって凄すぎないか?

この記事をまとめると

■トラックにはビニールシートが被せられていることがある

■サッポロビールはビールの品質を守るためのシートを開発していた

■寒冷地用のシートも用意されている

ビールメーカーが手掛けるシートとは

 道路を行き交うさまざまなクルマたちのなかで、”トラックが走っている台数”に焦点を当てると、その数は全体のおおよそ20%程度だと言われている(平日の一般道の話)。「そんなに少ないの?」と思うかもしれないが、きっと車体がデカくて目立つので、実際の数より多く見えてしまうのかもしれない。

 なお、これが高速道路や休日になると、その割合も変わってくるという。

 さて、そんなトラックだが、大型トラックと呼ばれるコンテナをつけた車両は、見てのとおり積荷はアルミ製の箱で守られているので、雨風の影響は受けないし、空調を搭載していれば冷凍食品などの運搬も可能だ。

 では、各種平ボディはどうしているのかというと、多くは荷物がむき出しか、シートを被せて運行している。しかもこのシート、もってみるとわかるのだがだいぶ重たい。

 そんなトラック用のシートで、先日ちょっとユニークなものを見つけたので紹介しよう。

 それが、「サッポロ品質シート」と書かれた黄色いシート。そのほかには、「このシートは熱と日光からビールをまもります」とも書かれている。ちなみに見かけたのは東京都内。北海道の札幌ではない。勘のいい人はお気付きかもしれないが、「サッポロ」とは文字どおり、あのサッポロビール株式会社のサッポロだ。

 思わず、「クルマ屋じゃないのに急にどうした?」となったわけだが、調べてみるとこれがまたなかなか考えられていた。

 この「サッポロ品質シート」だが、ただのシートではなく、じつは東レや岸工業と共同で開発しているという力の入れっぷりで、熱線反射セラミックを配合し、裏側にアルミフィルムを張り合わせることで、熱線反射機能を有しているそうだ。つまり、直射日光を受けてもシート内の商品が傷みづらく、品質を保てるということらしい。ビールは熱に弱いので、異常高温対策にも優れているそう。ちなみに、1998年にはすでにあったようで、もうかれこれ30年近くビール業界、酒屋業界を支えている名プレイヤーでもある。ちなみに色も黄色に黒文字と、同社のビールっぽい色合いだ。

 ちなみにこのシートは寒冷地向けモデルもあるそうで、こちらの名前は「サッポロ品質シート フリーズガード」。輸送中のビールが凍結するのを防ぐためのシートで、5層構造になっているとのこと。ブルーシート3枚を重ねたものに対して、これ1枚だけで、「マイナス15度条件下で、摂氏5度のビールが0度まで下がる時間が1.5倍になる」という結果が出ている。衣服にも使えそうなノウハウな気がするのは気のせいだろうか?

 筆者はお子さまなので、残念ながらビールの旨さをまだ感じられていないが、世の中のビールファンたちの感動を支えているのは、この1枚のビニールシートなのかもしれない。


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WEB CARTOP 井上悠大 INOUE YUTAI

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