純正でココまでやるとは……モデリスタ攻めまくり! 目立ちまくりの「アルファード コンセプト」を作った人に直撃インタビュー!! 【東京オートサロン2026】 (2/2ページ)

やりたいことをすべて反映

●アルファードがスカートをはいたようなイメージ

──フロントグリルでは「メッキを使わない」方針があると聞きましたが、ボディ色にするとして、この形状にはどんな意図があるのでしょう?

「まずは先進感を表現したかったのと、このクルマはあくまでコンセプトカーなので、ちょっとした遊び心も反映させたかったことがあります。そこで、いままでになかったグラフィックに挑戦してみようと……」

──最近はグラデーション的な表現のグリルが流行ですが、そうした意図もあったのでしょうか?

「そうですね、じつはモデリスタとしてはその流行も終わりに近づいていると考えているんですよ(笑)。実際レクサス車でもグラデーションは止めていますし、もう次の表現に移っていると考えています。なので、今回は特段グラデーションは意識しませんでしたね」

──ロアボディのスカートにはLED照明が設けられていますが、この薄紫のような色はどうやって決めたのでしょう?

「上質や洗練という、モデリスタの基本コンセプトに沿って色相や光量を決めています。実際にはもう少し白っぽい色や、先の「CONCEPT ZERO」のような濃い紫も検討しましたが、最終的にはボディ色と相性のいい淡い紫に落ち着きました」

──そのスカートの形状ですが、とくにサイド部では3次元的にカーブさせた複雑な形状になっていますね

「そこは面の構築が難しく、なかなか思ったとおりのハイライトが出ずに苦労した部分ですね。やはり美しいドレスのフワッとした表情を出したかったので、たとえばプランビューではボディを囲んで円を描くような、まるでアルファードがスカートをはいているような造形にしているんですよ」

──リヤのルーフスポイラーは用品をそのまま使っているのですか?

「形状自体はそうですが、もともと青いランプだったモノを、ブレーキランプを兼ねて赤に変更しています。また、モデリスタはつねに機能を重視していますので、スポイラー両端にウイングレットを新たに追加しました。これだけでも乗り心地に大きく影響するんですよ!」

──では最後に、今回このコンセプトカーを手掛けてみての手応えを聞かせてください

「そうですね、普段の用品開発では要件に縛られることが多いのですが、コンセプトカーでは自分のやりたい思いを最大限に表現できるのが醍醐味でした。モデリスタはイタリア語でデザイナーを意味しますが、用品に限定しない環境には非常にやりがいを感じますね」

──たしかに、用品メーカーでここまでデザインフィロソフィを明快に打ち出しているのはまれかもしれませんね。本日はありがとうございました。


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すぎもと たかよし SUGIMOTO TAKAYOSHI

サラリーマン自動車ライター

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いすゞFFジェミニ4ドア・イルムシャー(1986年式)
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オヤジバンド(ドラムやってます)/音楽鑑賞(ジャズ・フュージョンなど) /カフェ巡り/ドライブ
好きな有名人
筒井康隆 /三谷幸喜/永六輔/渡辺貞夫/矢野顕子/上原ひろみ

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