この記事をまとめると
■トイレを使うときに設備が明るく清潔だと気分がいい
■「運転は2時間に1回休憩」といわれる高速道路ではトイレの質が休憩の質に直結する
■実際どのように管理・改修されている状況を知ればいかに重要な存在かわかるはずだ
高速道路を運転するときには必要不可欠なトイレ休憩
ショッピングモールや公衆トイレだけでなく家でも同じだが、トイレが清潔で明るいとそれだけで気分がいいし、「この場所、ちゃんとしてるな」と無意識に感じる。また、公共トイレに関する研究でも、満足度の高いトイレ空間の要素として清潔感が必須だという。つまり、「キレイ」と「使いたくなる」は直結している話だということだ。
SA/PAのトイレが「休憩の質」を上げる安全運転のための設備であるワケ画像はこちら
そして、これが高速道路の場合、クルマで移動するドライバーや同乗する者にとってはかなり重要だ。なぜなら、高速では休憩するかどうかが安全に直結するからだ。NEXCO東日本では、「運転は2時間に1回休憩」、「疲労や眠気を感じたらSA・PAで休憩」と呼びかけている。休憩はしなければ偉いというものではなく、むしろ推奨されている行動だ。
SA/PAのトイレが「休憩の質」を上げる安全運転のための設備であるワケ画像はこちら
そして、高速道路での休憩は、「駐車できればOK」というわけではない点である。人間である以上は嫌でもトイレ事情が関わってくる。気もちよく用が足せたり、長い順番待ちに巻き込まれないなど、小さな積み重ねで満足度の高い休憩が成立する。
そこでトイレが微妙だとどうなるか。「SA・PAに寄りたくない」→「休憩を先送り」→「集中力が落ちる」→「判断が荒れる」。先送りにした結果、どうにも我慢できなくなって、トイレへ急ぐために法定速度以上のスピードを出すということも考えられるう。逆に、トイレが明るく清潔で使いやすければ、「じゃあ休むか」が起きやすい。無理せず早めの休憩が成立すれば、そのぶんだけ運転は安全なものになるだろう。
SA/PAのトイレが「休憩の質」を上げる安全運転のための設備であるワケ画像はこちら
ここでNEXCO西日本では、トイレの整備について「4C+1E」という言葉でまとめている。その内訳は、「明るい(Clear)・清潔(Clean)・快適(Comfortable)・魅力的(Charming)・環境配慮(Ecology)」という発想だ。具体的には、段差解消、暖房・洗浄便座、温水対応の自動水栓、トイレ内に小物置きや傘掛けの設置など、いずれも使う側の快適性やストレスに直結する対策が進められている。
SA/PAのトイレが「休憩の質」を上げる安全運転のための設備であるワケ画像はこちら
たとえば東名のSA・PAは、休日にはファミリー層、平日は業務車両と、交通量も利用者層も幅広い。そこでNEXCO中日本では、約15年周期でトイレ設備の改修している。今後の具体的な改修予定は、海老名SA、牧之原SA、浜名湖SAなどが挙げられており、これらのSAのように利用者が多いほど、「キレイに使える」を維持する意味あいは大きなものとなるのだ。
また、身体の不自由な方やオストメイト対応の多機能トイレや、ベビー設備などを備えた家族トイレ、子ども向けのキッズトイレの導入など、より多くの利用者に対応するための設備拡充がなされ、誰でも使えることも休憩の質に直結する。
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高速道路のSA・PAにあるトイレはただの公共施設ではなく、休憩を促すためのツールのひとつでもある。明るく清潔で使いやすいトイレは、休憩を効果的かつ円滑に成功させる重要な要素だ。そう考えればSA・PAにある立派なトイレが、安全運転に必要な設備であることが分かるだろう。