自慢のクロカンSUVで行きたい気もちはわかるけど……泣きを見る可能性あり! スキー場は「ボロ車」で行くのがオススメだった!! (2/2ページ)

割り切れるクルマで行くと精神的にラク

 次に、これもスキー場ならではの事情。それは道具である。スキーやスノーボードの板は、おおよそ150〜170cmほど。小柄な人間くらいのサイズがある。これを担いで歩いていると、前側は見えているが、後ろ側が見えない。なので……なにかの拍子に板をクルマに叩きつける形でぶつけてしまうのだ。スキーのストックも同様だ。駐車場は滑りやすいので、転んだ拍子に人や道具がクルマに激突する可能性も……。

 最悪の場合、大きめな凹みにつながる。なお、板にはエッジと呼ばれる金属のプレートが板を1周する形で埋め込まれており、クルマとクルマの間を歩いた際、板が擦れるともちろん線キズになる。板のもち主が気を使うのがいうまでもなく当然だが、こういったリスクもある。

 また、親の教育にも問題があるかもしれないが、駐車場を走りまわっている子どもがいると、その原因になる可能性はさらに上がる。無邪気に板を振りまわしたり、駐車場ではしゃいだりすると、ちょっとした傷では済まなくなるかもしれない。板をぶつけている人もドアパンチに同じく、過去に何度か見ている。

 そして最後は事故である。スキー場の駐車場はクルマの往来が激しく、路面が磨かれて凍っている場所もある。また、朝に来てそのあとに雪が降り、駐車場でクルマが埋まっていることも珍しくない。そうなると、なにかの拍子に滑って、止まっているクルマにドーン……。これも過去に1度だが、見たことがある。さらに、スキー場の駐車場は動線が曖昧。なんとなくで走るので、これがまた混乱を極める。

 空ぶかししたり、暴走しているクルマこそさすがにいないが、治安のいい無法地帯といった具合か。よって、変な場所から出てきたクルマに驚いてブレーキ、……しかし雪で止まらずヒヤリ。そんなことも珍しくない。前述の、はしゃいでる子どもがいきなり出てくるリスクもある。

「他人が原因のトラブルなのに、なんでこっちがクルマまで用意しなきゃいけないんだ!」という意見は至極真っ当だし、異論はないのだが、こうしたリスクがあるのも事実。また、道中は融雪剤(通称:塩カル)を食らって、洗車をサボるとサビの原因になり、最悪ボディに穴があく可能性もある。

 自慢のイケてる愛車でレジャーに行くのが理想だが、もし「キズひとつつけたくない!」、「事故とか冗談じゃない!」という人は、傷がついても許せるボロいクルマ(割り切れるクルマ)を用意したり、ある程度のことが割り切れる、セカンドカーで遊びに行くのをオススメしたい。公道でもどこでも、外に出ればリスクだらけだが、スキー場という場所は、そう考えるとやや特殊なのだ。もちろん、ドライバーと板の持ち主が1番気をつけるべきなのは言うまでもない。


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WEB CARTOP 井上悠大 INOUE YUTAI

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