この記事をまとめると ■レイズが大阪オートメッセ2026でTE37誕生30周年展示を展開
■歴代TE37とレーシングホイール計20点を一挙公開した
■軽さと強度を両立し偽物比較展示で安全性も訴求する
名作の本質を確かめられる機会 2月13日(金)からインテックス大阪で開催されたカスタムカーショー「第29回大阪オートメッセ2026」。開催期間中、とくにスポーツカー好きにはぜひチェックしてほしかったのが、6B号館の奥にあるレイズのブースだ。
今回のレイズブースは、同社の代名詞的存在として知られるスポーツカー向け鍛造アルミホイール「ボルクレーシングTE37」が1996年の発売から30周年を迎えるのを記念して、「VOLK RACING TE37 30TH ANNIVERSARY」ロゴを壁面に大きく掲示。ホンダ・シビックタイプRに最新モデルの「TE37サーガS-プラス30thアニバーサリー」を装着したデモカーを、ブース中央に展示している。
TE37サーガS-プラス30thアニバーサリーを装着したデモカー 画像はこちら
もちろんそれだけではない。「TE37」シリーズのルーツといえる、1995年デビューのJTCC/BTCC用ホイール「ツーリングエボリューション」、15×6Jサイズで重量3.7kgを実現し製品名の由来となった1996年発売の「TE37」ファーストモデルをはじめ、徹底的に軽量化しラップタイムを追求した「TE37 SL」(2010年)、産学連携で燃費性能を追求した「37 ESPCORT」(2011年)、レイズで初めて超超ジュラルミンを採用した「TE037 DURA」(2017年)など、歴代「TE37」シリーズとレーシングホイール20アイテムを一斉に披露しているのだ。
歴代TE37とレーシングホイール 画像はこちら
レイズのスタッフによれば、過去30年間における「TE37」シリーズの進化は、「ただ軽さだけを進化させたのではない」とのこと。「近年のモデルは30年前より車重がアップしているので、その重さを支えられるホイールの強度・剛性をしっかり確保したうえで軽さも追求するよう、開発の方向性が変化している」のだとか。
これにより、サーキットで縁石に乗り上げた際など、短時間で非常に強い入力を受けた場合でも、「スポークが割れて脱落し、その結果脱輪するという最悪の事態に陥らせず、リムの変形に留めて二次被害を防ぐ」よう、安全性を担保しているという。
今回のレイズブースには技術展示のコーナーもあり、そのなかには「TE37ソニックSL」の本物と偽物に対し強度試験を実施したホイールの実物も含まれている。
ホイール強度試験 画像はこちら
偽物はJWL(Japan Light Alloy Wheel。国土交通省が通達で定める乗用車用軽合金製ディスクホイールの技術基準)もクリアできず破断していたのに対し、本物はJWLの約2倍に相当するレイズ独自の鍛造ホイール強度基準「JWL+R SPEC 2」を受けても破断せず、リムの変形に留まっていた。
「TE37」シリーズの軽さと強さはどれほどのものなのか、ぜひその目で確かめてほしい。