平成生まれが「ヘタクソ棒」にご対面! いまや絶滅寸前の昭和の装備が「有能」すぎてビックリした (2/2ページ)

こりゃめっちゃ便利だぞ!

 とはいえこのコーナーポール、本当に使いやすいのだろうか? このレガシィの全幅は1780mmとやや大柄だが、いまどきそれほど大きくもない。とはいえせっかく見つけた奇跡の装備、あえて展開したまま街なかを走ってみた。ヘタクソ上等である(事実、筆者自身は運転がそんなに上手くない)。

 今回の走行エリアは比較的狭い場所や駐車場が多かったので、あえてコーナーセンサーは切り(なぜ棒をつけた!?)、この棒だけを頼りに走ってみた。

 するとこれがまあ面白い。絶妙に青く光る先端がチラつくので、左前の感覚が非常にわかりやすいではないか。人のクルマなので度胸試しはしていないが、バンパーと壁を1cmくらいまで寄せられそうな謎の自信も湧いてくる。”超”がつくほど原始的だが、最初に考えた人は相当のキレ者だと思う。

 しかしこれはいけない。初体験の珍しい装備なだけに、無性に壁に寄せたくなる。運転中、あえて狭い駐車枠や道路、すれ違いのときの壁寄せを、「どこまでいけるか」無駄に試したくなるほど、左前の青い棒が目に入り、「寄せてみろよ」と訴えてくる。

 いってしまえばたかだか棒だが、にしてもこれは本当によく見える。あまりの秀才っぷりに、つい「なにがヘタクソ棒だ。天才ステッキだろ」とつぶやいてしまった。それと、この先端が青く光る演出もどこか懐かしい。筆者は平成生まれで、ガラケーと呼ばれる携帯電話はスマートフォンが普及する前からもっていたので、昔流行った着信時に先端が光るアンテナを思い出す。

 デザイン性を考えたらたしかに微妙なのだが、マージンをもった過敏なセンサーよりもわかりやすいので、運転に自信がない人は、時代に逆らってあえてつけてもいい装備ではないだろうか。純正で用意しているクルマは、センサーが当たり前の現代においてほとんどないかもしれないが……。

 なお、クルマのオーナーはこのレガシィを中古で買っているので、コーナーポールがついている経緯は不明とのこと。ちなみに、畳まれていると地味な装備すぎて納車されるまで存在に気がつかなかったのはもちろん、「ついているのは知ってるけど格好悪いので使ったことない」というのはいうまでもない……(オーナーは昭和生まれ)。

 昭和ブームがきているいま、こういったヘンテコ装備はエモい気がするのだがいかがだろうか!?


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WEB CARTOP 井上悠大 INOUE YUTAI

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