ラゲッジも大幅拡大で航続距離もクラストップ! トヨタから「超使える」EV「bZ4X touring」が爆誕 (2/2ページ)

EVとしての高い基本性能

 航続距離もbZ4X Touringのハイライトのひとつとなる。大容量バッテリーの採用に加え、SiCパワー半導体採用によるeアクスルの高効率化や空力性能の最適化などにより、一充電走行距離734km(WLTCモード、FWD仕様)を実現した。大型ルーフスポイラーやリヤサイドスポイラーの設定、リヤバンパー下端形状の最適化など、車体周辺を整流化することで空力性能を高め、この数値が実現された。

 効率のよい充電のためには欠かせない、バッテリープレコンディショニングも採用された。急速充電前にリチウムイオンバッテリーの温度を充電のために最適化し、外気温が-10℃の環境下でも約28分(満充電量の約80%)での急速充電を可能とした。ナビゲーションシステムにて充電ステーションをあらかじめ設定しておくと、到着予想時間に合わせてバッテリープレコンディショニングが起動し、到着時にはバッテリー温度が最適化される。

 自宅での充電環境整備のため、販売店装着オプションとしてトヨタ6kW普通充電器(200V)を用意。充電ケーブル一体型のため、スムースな充電体験を提供する。デマンドコントローラーとセットで利用することで、ブレーカー落ちを気にすることなく家電を使用しながらの充電が可能だ。

 エクステリアでは、バックドア中央から両サイドへと横一文字に伸びる、力強い黒基調のLEDリヤコンビネーションランプを採用。ブラック基調の20インチアルミホイール(メーカーオプション)やブリッジタイプの大型ルーフレール、車両前後のスキッドプレートがアクティブギアとしてのラギッド感を演出し、ボディカラーは、新規開発色「ブリリアントブロンズメタリック」を含むモノトーン3色とツートーン2色の計5色を用意した。

 インテリアは、高さを抑えた水平基調のインストルメントパネルを採用。14インチセンターディスプレイを独立させ、トレイ形状のセンターコンソールに機能を集約した。ブラックの杢目調表皮をインストゥルメントパネル上部に採用し、アウトドアテイストを強調している。インテリアカラーは、上質なブラックを標準色とし、カーキカラーも選択可能となる。

 安全装備では、先進予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を標準装備。高度運転支援技術「トヨタチームメイト」の機能である「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」と「アドバンストパーク(リモート機能付)」も設定された。

 価格はZグレードのFWDが575万円、4WDが640万円(それぞれ税込)となる。月販目標は920台で、生産はスバルの矢島工場で行われる。トヨタの充電サービス「TEEMO(ティーモ)」も利用可能で、月額基本料金0円、スマホアプリで充電器を検索・予約・決済が行える。

 bZ4X Touringは、EVに対する「航続距離」と「積載性」という懸念に対して、ひとつの理想的な回答を示したモデルといえるだろう。


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