この記事をまとめると
■トヨタがモリゾウ会長とオジエ選手の名を冠した限定GRヤリスの抽選予約を開始
■限定GRヤリスは専用4WD制御やカーボンエアロでモータースポーツ色を超強化
■抽選販売の申込みはスマホアプリ「GR app」からで当選者は応募内容によって決定される
2台の超限定GRヤリスの抽選受付開始
トヨタがまたしてもGRヤリスにホンキを注入した。しかも今回は、ただの特別仕様車ではない。トヨタのモータースポーツ活動を象徴するモリゾウこと豊田章男会長の名を冠した「GRヤリス MORIZO RR」と、WRCで9度の世界王者に輝いたセバスチャン・オジエ選手を記念した「GRヤリス セバスチャン・オジエ 9x ワールドチャンピオンエディション」というかなり濃い2台であり、それらの抽選応募の受付を開始した。いずれもそれぞれ100台限定となっている。
GRヤリスMORIZO RRとGRヤリス セバスチャン・オジエ 9xワールドチャンピオンエディションのPR画像画像はこちら
近年のGRヤリスは、ただ速いだけのホットハッチから、もはやモータースポーツ直系マシンへ進化しつつある。その象徴ともいえるのが今回の2台だ。
まず注目したいのは「GRヤリス MORIZO RR」である。ベースとなるのは、サーキット志向を強めた「エアロパフォーマンスパッケージ」仕様だが、そこへ専用ショックアブソーバーチューニング、専用電動パワーステアリング制御、さらに4WDモードセレクト専用制御「MORIZOモード」を追加してきた。
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この「MORIZOモード」がかなり気になる。詳細な制御内容は公開されていないが、GRヤリスはもともと前後駆動配分を積極的に変化させるGR-FOURシステムを採用している。つまり、今回の専用制御では、さらにドライバーがクルマを振りまわせる方向へ味付けされている可能性が高い。
そして外観もヤバい。可変式カーボンリヤウイング、ダクト付きカーボンボンネット、フロントスポイラー、サイドスカートなどを装備し、ボディカラーには専用色「グラベルカーキ」を採用。ホイールはマットブロンズ塗装で、ブレーキキャリパーはイエローに統一され、完全に「ただ者ではないGRヤリス」に仕上げられている。
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インテリアもかなり本気だ。イエローステッチ入りウルトラスエードステアリング、専用シート、シリアルナンバープレートなどを装備。コレクターズアイテム化するのは間違いなしだ。
一方、もう1台の「GRヤリス セバスチャン・オジエ 9x ワールドチャンピオンエディション」は、WRCファンにはたまらない1台だ。こちらはセバスチャン・オジエ選手の2025年WRCドライバーズタイトル獲得を記念したモデルで、専用4WD制御「SEB.モード」を搭載。さらに「MORIZOモード」の使用も可能だ。
GRヤリス セバスチャン・オジエ 9xワールドチャンピオンエディションのフロントスタイリング画像はこちら
外観では、専用色「グラビティブラック」、トリコロール加飾グリル、ブルーキャリパー、TGRデカールなどを採用。完全にワークスラリーカー感をヒシヒシと感じさせる仕様だ。
さらに注目したいのが、こちらは6速MT専用という点である。いまやスポーツカーですらAT化が進む時代だが、トヨタは操る楽しさを徹底的に残している。
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対するMORIZO RRは8速DAT(GR-DAT)を採用。つまり今回は、「最新速攻AT仕様」のMORIZO RR
と、「ピュアラリーMT仕様」のオジエエディションという、GRヤリスの魅力を2方向へ振り切った構成になっている。
それぞれの新車価格は、「MORIZO RR」が900万円、「オジエ限定車」が845万円と、ベース車から大きくジャンプアップしている。しかし、その開発ストーリーと専用装備の内容を見れば、バーゲンプライスといっても過言ではない。
そして前述のとおり、今回の2台はすべてが抽選販売となる。その申し込みは、スマートフォンアプリ「GR app」のメニューから行うこととなる。リリースには「本抽選は完全無作為ではなく、応募内容を踏まえ、所定の方法により当選者を決定します」とある。つまり、トヨタが応募内容を吟味して当選者を選別するということだ。これは、できる限り転売ヤーに車両が渡ることを防ぎ、本当のクルマ好きに乗って欲しいというトヨタの強い想いの表れでもある。限定GRヤリスへの想いが熱ければ熱いほど、その当選率も高まる激熱の抽選だ。応募の受付は5月27日13時30分から6月9日23時59分までで、運命の当選発表は7月1日。
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近年は「モータースポーツを起点にもっといいクルマを作る」と繰り返しているトヨタ。今回のGRヤリスを見る限り、その取り組みはますます過激化しているようだ。この展開はクルマ好きにとっても大歓迎。「もっとやれ、トヨタ」と応援したくなる。