見た目の迫力に負けないハイパワーマシンたち
続いて紹介するのは、今となっては懐かしい5代目ゴルフ。しかしこのゴルフももちろん普通のゴルフではない。このクルマは2007年のオーストリアのヴェルター湖畔で開催された「ヴェルターゼー・トレッフェン」で公開されたモデル。車名は「ゴルフGTI W12-650」。
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この名前を見てピンときた人はご名答。このゴルフはW12エンジンを搭載する、先のGTIロードスターに負けないどころか、それを凌駕するモンスターマシンなのだ。「W12エンジンを搭載しただけで?」と思うかもしれないが、このエンジンが只者ではない。まず、ベースとなっているエンジンは、当時のフォルクスワーゲン・フェートンに搭載されていたベントレー製6リッターW12だ。それをツインターボ化し、リヤシートを廃してリヤミッドに搭載。最高出力650馬力、最大トルク750Nmという正真正銘の化け物。これは当時のゴルフGTIと比較して約3倍のパワーだ。
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この大パワーを路面に伝えるため、フロントタイヤの太さは235、リヤは295とスーパーカーに匹敵するサイズになっている。なお、このタイヤを収めるためボディは車幅がおおよそ16cm拡幅されており、全幅が1880mmというど迫力ボディも見逃せない。ちなみにこの車両、発表時は白いボディであったが今回のタイミングで赤にリペイントされている。
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最後に紹介するのは、「ゴルフGTI W12-650」と同じく、「ヴェルターゼー・トレッフェン」というイベントでお披露目された、「ゴルフ デザイン ヴィジョン GTI」。こちらは2013年に公開されている。このモデルは先に紹介した2モデルと比較するとやや大人しい見た目だが、中身はやはり辛口。
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7代目ゴルフGTIをベースにしているが、リヤセクションにワイドフェンダーを架装して3ドア化。エンジンはこちらも、狭角V型6気筒エンジンのVR6をベースにツインターボ化、最高出力496馬力、最大トルク559Nmを発揮するとのこと。これにハルデックス・ベースの4WDシステムが組み込まれ、0-100km/h加速は3.9秒のタイムを刻む。
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これらの激辛GTIたちは残念ながらどれも市販化されていないが、2026年はゴルフGTI誕生50周年とのことで、本年開催される予定の「ゴルフ GTI 50周年記念イベント」にて一般向けに、再度展示される予定とのこと。日本で見られるタイミングがあるかは未定だが、ゴルフファンが多い国であるのは事実。もしかしたら、なにかのタイミングでやってくるかもしれない!?