車名の数字をみればどんなクルマかまるわかり! BMWの車名ルールは至極単純だった (2/2ページ)

過去のBMWは時代によって名付け方が異なっていた

 車格を数字で示すというのは、ハイパフォーマンスシリーズのBMW Mにおいても共通する。1970年代後半にはBMW M1というミッドシップのスーパーカーを生み出したこともあったが、現在では数字が大きいほど車格が上がるというルールに則っている。

 そう、1970年代まではBMWの車名ルールは現在とは異なっていた。

 BMW最初の4輪車として1929年に誕生したモデルは「3/15PS」という名前だったが、これは課税基準を示す3と最高出力の15馬力に由来する。

 1930年代にはBMW303など300番台の車名が与えられた。これは飛行機のエンジンが100番台、バイクのエンジンが200番台と分類されていたことに由来する。エンジン屋として成長したBMWらしいネーミングルールといえるだろう。

 戦後は1500シリーズ、02シリーズなどで知られることになったが、1972年の520iから徐々に現在までつながる命名ルールによる車名が与えられるようになっている。

 ちなみに、BMWの車名において数字ではない固有名詞が与えられた最後のモデルは1955~1962年まで生産された「イセッタ」。ご存じのように、フロントドアが印象的な超小型車は、BMWの命名ルールにおける、ある種の異端児でもあったのだ。

 まとめると、BMWの車名は三桁の数字については最初が車格、その後の二桁がパフォーマンスを示すというルールがある。単純化すると、数字が大きいほどボディが大きく、パワフルと覚えておけば、基本的にはオッケーだ。もっとも、シティコミューター的なモビリティも求められている昨今ゆえ、厳格なルールに基づかないイセッタのような可愛らしい名前の復活も期待したいところだ。


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山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

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