この記事をまとめると
■日産が米国生産の4代目ムラーノを日本へ導入し2027年に販売開始予定
■全長4900mmの大型ボディで日産SUVの頂点に位置することになる
■可変圧縮比のVCターボエンジンに9速ATを組み合わせ最新装備を搭載する
フラッグシップSUVとして日本導入
日産が、米国で生産するSUV「ムラーノ」を日本市場に導入し、2027年初頭より販売を開始すると発表した。ムラーノは米国テネシー州スマーナ工場で生産されており、今回の導入は国土交通省が2026年2月に創設した米国製乗用車の認定制度を活用して実現するものだ。この制度を利用したものとしては、トヨタのカムリ/ハイランダー/タンドラ、ホンダのパスポート/インテグラタイプSに続いて、3メーカー目・6車種目となる米国生産車種導入となる。
ムラーノは日本市場にとって新顔ではない。初代モデル(Z50型)は2004年に日本で発売され、2代目(Z51型)を経て2015年まで約11年間販売されていた。その後、3代目以降は日本市場に導入されず、今回の4代目で約12年ぶりの復活となる。
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導入される4代目ムラーノは、2024年10月に米国で発表されたモデルだ。エンジンは2リッターのVC(可変圧縮比)ターボで、最高出力241hp(180kW)、最大トルク260 lb-ft(353Nm)を発生する。トランスミッションは9速ATで、駆動方式は前輪駆動と4WDが用意されている。
気になるボディサイズは全長4900mm×全幅1981mm×全高1725mmという大柄なもの。参考までに、日産の現行ラインアップで最大のSUVとなるエクストレイルのそれは4660mm×全幅1840mm×全高1720mmなので、ムラーノが導入されれば文句なしに日産のフラッグシップSUVという位置付けになる。
日本市場のライバルとしては、強いていえばマツダCX-60やトヨタ・クラウンエステート、レクサスRXなどといった大型クラスだといえるだろう。2m近い全幅は日本の多くの立体駐車場の制限(1850mm)を超えるもので、日本の道路事情を考えると購入層は限られるはずだ。
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ムラーノのデザインテーマは「エネルギッシュ・エレガンス」で、21インチホイール、左右に広がったLEDテールライト、専用2トーンカラーなどを採用。Google機能もビルトインで搭載され、車内のディスプレイに直接Googleマップなどのアプリを表示できる点などは最新モデルといったところだ。
安全装備としては、全方位運転支援システム「セーフティシールド360」を全モデルに標準装備し、高速道路での走行を支援するプロパイロットも設定される。また、フード部分を透過して前方を確認できる「インビジブルフードビュー」や、真上から見下ろしたようにクルマの周囲を表示する「インテリジェントアラウンドビューモニター」といったカメラ技術も、国内生産モデル同様に用意される。
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米国でのグレード展開は3グレードとなっており、SV AWDが4万1670ドル(邦貨換算約625万円)、SL AWDが4万6760ドル(約701万円)、Platinum AWDが4万9800ドル(約747万円)というプライスタグが掲げられている。
日本仕様の詳細なグレード構成や価格、導入されるグレードについては今後発表される見込みだ。米国仕様のままで導入されるのか、日本市場向けに一部変更が加えられるのかも現時点では不明となる。2027年初頭の販売開始に向けて、具体的な仕様と価格の発表が待たれる。